RaN212 バルト海上空のUFOも
マヤのピラミッド上空のUFOも偽物でした

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 バルト海上空のUFOとマヤのピラミッド上空のUFOについて解析します。どちらも、くるくると回るところが描かれているビデオで、おそらく、これらの画像の作り方や、ビデオのスタイルから、同一作者による作品だと考えられます。どちらも明らかに偽物UFOですが、そのことが分かりやすいので、今回、いろいろな解析結果をまとめることにしました。これらを比較することにより、偽物画像の見分け方が理解しやすくなると思われますから。

 解析対象

 解析原画像を図1としてまとめました。

図1 解析原画像

 画像Aの解析結果

 この画像Aについての、いろいろな解析結果を次に示します。

図2 テキスタイルast-oh解析

 このテキスタイルast-oh(アスタリスクオードリーヘプバーン)解析による、このUFOの陰影は、なかなか見事に描かれていると感じるかもしれません。
 しかし、これが偽物画像であり、本物としての自然なワンショット(ビデオの)写真ではないことが、まったく明らかなものとして示されています。それは、背景の空が自然なものではなく、人工的に色づけしただけのものだということです。その証拠は、背景に何も写っていないということです。多くの人は理解していないかもしれませんが、どんなに晴れ渡った空であっても、それを撮影した画像には、「大気のゆらぎ」のようなものが記録されているのです。夕闇から夜にかけての空には、まるで空飛ぶ胡麻(白ゴマと黒ゴマに相当して、明暗2種類が存在するのです)のような小さな粒子まで記録されることがあります。昼間でも、やや薄暗いところで記録できることがあります。あるお寺の仁王像の脚もとを撮影したら、そこに写っていたことがあります。これらは科学的に解明されていませんが、観測画像を新しい画像解析の技術で調べると、かならず見つけることができます。これについての記録を調べたところ、神秘家のルドルフ・シュタイナーが「空気の精シルフ」と述べていました。見える人には見えるようです。
 ともあれ、「空気の精シルフ」が写っていなくても、「大気のゆらぎ」が記録されていないということは、人工的な空間で生まれた空だということです。だから、このUFOは背景画像に合成したという証拠が見つからないのです。なぜかというと、この人工的な空と同じコンピュータ内の空間で同じように色づけられて生まれたとからです。ちなみに、このときの画像Aにおける空の色は1色ではなく、(r, g, b)=(1, 101, 171)と(r, g, b)=(1, 102, 176)のわずかに異なる2色で構成されています。これは、ウェブを渡ってくる間に生じた変異かもしれません。言葉で言うと青緑色ですね。ちょっと緑の成分が多すぎたかもしれません。まあ、空の色はあちこちで違いますし、天気によっても変わってきますかせら。でも、1色とか2色というとは、自然な空ではありえません。たとえば、具体的な数字までは示しませんが、画像Bの空では何色もの色が記録されています。
 このとき、この画像の作者は、UFOそのものの描写に力をそそぐあまり、背景の空で墓穴を掘ってしまったことになります。

図3 ハロー(& レリーフ)duck解析

図4 クリスタルkeel解析

 図3のハロー(& レリーフ)duck解析では、あまりにどぎつい赤色がべったりとふくらみにまとわりついています。これも自然な風景は見なせない証拠となります。
 図4のクリスタルkeel解析では、UFOの輪郭部分の外側に襟状光輝と呼んでいるカラ―ハロー(collar halo)が存在していないということが重要です。これは、背景と同じところに直接描いたということを意味します。合成画像ではカラ―ハローが太くしっかりと、明るい領域として現れるのですが、実は自然なワンショット写真でもかすかに現れるのです。それがまったくないということが、やはり別の墓穴となっています。

図5 ハローKing解析

図6 ハローQueen解析

 ハローKing解析は、ハロー(& レリーフ)解析と呼ぶ4つのものに次いで、もっと完璧に判断できるものを作ろうと考えて、イラストにまつわる均一な色領域や、合成のときに生じる均一な色の傾き(xy軸を画像そのものに、z軸を濃淡値にとった空間における、たとえば、ケーキ屋さんの店頭の上にかざされた布による雨よけのリーフのような、あるいは川の堤防スロープのような、均質な斜面)を検出できるものを作りました。
 あまりにKing解析の感度がよすぎるので、別の条件を組み込んで、Joker解析とClown解析とPawn解析を生み出しましたが、その後、初めはKing解析の色違いにすぎなかったQueen解析で、あるファクターを導入することにより、新たな条件を加えなくても、感度を調整することができると分かり、Queen解析の感度を落とすことにしたわけです。それでも図6のように、白い領域がたくさん現れています。本物のUFOだったら、このQueen解析では何も現れません。
 このように感度バツグンのKing解析でも、背景の空に点すら現れないというところが、人工的に色づけられた空だということを示しています。

 画像Bの解析結果

 この画像Bについての、いろいろな解析結果を次に示します。

図7 テキスタイルNИ(=Nslash)解析

 テキスタイルNИ(=Nslash)解析というのは、3×3画素のウェーブレット関数によるもので、細かなところに対して感度の高いものです。図7では輪郭線などが2重になっているという点も重要なところですが、もっとも重要な「偽物画像の証拠」となるところは、影の部分に何の変化もないということです。もしこれが、模型を含めての立体的なものであれば、影のところの微妙なグラデーションが必ず浮かび上がってきます。このことだけで、これが本物ではなく、イラストとして描かれたものであることが証明されています。

図8 テキスタイルラムダ(lambda)解析

 テキスタイルラムダ(lambda)解析は、解析のときの振幅をうまく調整することにより、ペンや筆のタッチのような「描写線」を浮かび上がらせることができます。数多くの事例を見ておくことにより、熟練すれば、これだけでイラストかどうかを判定することができます。図8の結果は、この点からも判定することができますが、まさに輪郭線が太く描かれすぎているということで、イラストであることが容易に分かります。

図9 テキスタイルdO解析(モードII) Maya01[4]_onAGII(dO)38(64)

図10 テキスタイルdO解析(モードII)と原画像との平均合成(mix)
Maya01[4]_mixAntGryII(dO)38(64)

 図10は図9と画像Bとの平均合成です。図9はテキスタイルdO解析(モードII)で、図10でもよく分かりますが、このUFOの輪郭の外側に、何もない太い帯領域があります。これがカラ―ハローです。合成にともなうものと見なせます。
 このあとの各種解析画像で、このカラ―ハローの部分がどのように表現されているのか比較するとよいでしょう。

図11 レリーフegg解析 Maya01[4]_onAGI(egg)8(64)

図12 ハロー(& レリーフ)deer解析 Maya01[4]_onAGI(deer)8(64)

図13 クリスタルkeel解析と原画像との平均合成(mix)
Maya01[4]_mixAGI(keel)8(64)

 図13の「クリスタルkeel解析と原画像との平均合成(mix)」でカラ―ハローのところが明るく色づけられていることが分かることと思われますが、図12の「ハロー(& レリーフ)deer解析」では、このUFOの明るい面での模様のところに、赤と緑の筆のあとのようなパターンが現れていることが分かります。これもイラストに特有の現象ですが、これで判断するには熟練しておく必要があります。

図14 ハローKing解析 Maya01[4]_onAGI(King)8(64)

図15 ハローQueen解析 Maya01[4]_onAGI(Queen)8(64)

 画像を見る熟練をほとんど必要しないのが、これらのハローKing解析やハローQueen解析です。このUFOの輪郭あたりに、白い帯が2重で現れています。これの内側のものが描写にともなう輪郭線に対応したもので、外側のものが合成でのカラ―ハローに対応したものです。図7の「テキスタイルNИ(=Nslash)解析」のところで浮かび上がっていた太い2重線が、ここでは白く描かれるわけです。
 このUFOの外周のところに、わずかながらバリ領域があることが、これらの解析結果(感度を弱くしてあるQueen解析のほうが見やすい)によって見出せます。曲線的に画像を切りだすソフトがありますから、それを利用しているはずです。
 図5と図6を、これらの図14と図15と見比べれば、合成されたものか、直接描かれたものかを見分けることができます。どちらも偽物には違いがありませんが。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, May 14, 2015)

 

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