RaN268 地球人はどこにいるのか(22)精霊の来訪「憐みのない場所」
Where is the earthian?
(22)Visit of Spirit “Position without the pity”(※)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 カルロス・カスタネダの「沈黙の力」[1] の第四章「精霊の来訪」は、「精霊を見る」「思考のとんぼ返り」「集合点を移動させる」「憐みのない場所」の四つの節から成ります。
 ここでは「憐みのない場所」について考えてゆきます。
 (※)精霊の来訪「集合点を移動させる」をVisit of Spirit “Position without the pity” としましたが、原文で確認していないので、ほんとうは違う表現となっているかもしれません。

 憐みのない場所

 ここのところで語られる物語は、とても変化にとんでおり、その展開の先がどうなってゆくのかと、はらはらしながら読めるものです。たとえば、スパイドラマや、他の何らかのミステリードラマのように、伏線がきちんとちりばめられ、最後に謎が一気に解けてゆくといった様相です。
 このような、文学作品にも匹敵するところのあらすじを、かんたんにまとめてしまうのは、とても心苦しいことです。
 抽象的にまとめると、こうです。

 ドン・ファンは、カルロス・カスタネダの集合点が憐みのない場所へと移動するための、いろいろな準備をして、彼をある状況に追い込み、彼の変化を誘います。それに対してカスタネダは、ドン・ファンの予想を裏切り、予期しない行動へと進みます。

 語れるのは、このあたりまで、です。
 ここのところは、原文で読んでください。ほとんど解説ぬきで理解してゆけると思います。流行作家のミステリー小説より、ずうっと面白いです。なぜかというと、おそらく、このときのストーリーは、人間によって生み出されたものではないからだと思われます。
 ここのとろに貼ってあった数多く付箋の役目は終わりました。さっさとはがして、次に進むことにします。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, March 19, 2016)

 参照資料

[1] 「沈黙の力」意識の処女地、カルロス・カスタネダ(著)、真崎義博(訳)、二見書房(刊)、1990

 

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