RaN298 地球人はどこにいるのか(52)音の力で巨石が浮く?
Where is the earthian?
(52)IS HUGE STONE IN THE AIR BY THE POWER OF THE SOUND?

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 RaN278 地球人はどこにいるのか(32)DUNE 砂の惑星の中心的なテーマは、音が武器になるということでした。
 「DUNE 砂の惑星」というSF映画では、砂漠の民フレーメンとポール・アトレイデス(彼らの前ではポール・ムアディブと名のる)が、声のエネルギーをモジュールと名づけられた装置で増幅し、その方向を定めて、まるで光線銃のように使っていました。そのとき、より大きなエネルギーを生み出す言葉が、その世界の第二の月の名前でもある「ムアディブ」でした。
 また、古代エジプト王朝のころ地球と交流があった、宇宙存在のハトホルたちが、音を使った兵器が、すでに地球で開発されている [1] と語っています。
 このとき私は、音を地中で伝わらせると地震波としてのP波になることから、そのような武器なのだろうかと考えました。
 ところが、砂の惑星での武器は、空気中を伝わる音です。ハトホルたちも、それが固体を伝わる音だとは言っていません。
 さらに調べた情報によれば、空気中を伝わる音というものが、驚くべき現象を生み出すということが述べられています。

 「バシャール スドウゲンキ」から「バシャール×坂本政道」へ

 「バシャール スドウゲンキ」[2] は、それまでの「BASHAR」[3]「BASHAR2」[4]「BASHAR3」[5] からの大きな転換点だったと思えます。それらの中に混じって、何人かの質問者が、自分たちの人生における問題点だけではなく、この世界の科学的な認識を変える、貴重な情報を引き出していました。しかし、それらの質問者も、次々と変わってゆくというスタイルのため、このような情報が、何度も繰り返される「ワクワク療法」のセラピー・ストーリーの中にうずもれてしまって、なんとなく、これらはいくら読んでも、同じことしか出てこない、と感じられるものとなっていました。
 すこし蛇足ぎみなこととなるかもしれませんが、これらの本の内容が単行本化されるとき、まぼろしの「バシャール4」も、単行本(ペーパーバック)のFとGとして出されているということを知りました。 これらの中からも、探せば、「ワクワク療法」以外の、貴重な科学情報を見つけることができるのですが、それはさておき、たとえば、このペーパーバックFの印象として強く残るのは、2002年6月15日に行われた「24」とタイトルづけられているセッションで、Q9の質問者との対応を終え、バシャールが質問者を数名残して去ってしまったということです。もしこれが地球のアーティストによるコンサートのようなものだったら「大事件」となるはずです。このあと発言したQ10という人の態度が、かなり批判的だったため、ああ、このような、信頼していない人の質問に答えるのは無意味だと考えて、さっさと引き上げてしまったのか、と推測できます。Q10という人の発言は、かなり乱暴にも受け取れますが、「高いお金、払って来てるんだぞ」というところで、もしこれがアメリカで起こったとしたら、訴訟問題になってゆくと思えました。Q10という人は、言いようによれば、ネガティブな考え方をしていたので、やがて、バシャールの言葉にひきつけられた人とは離れてゆき、異なるパラレル・ワールドの地球へと「棲み分けて」ゆくということなのでしょうか。でも、よくよく考えてみれば、私(黒月樹人)も、これまでの人生での体験を振り返ったとき、どちらかというと、Q10さんのような考え方や立場をとって、いろいろな問題と向き合ってきたわけです。そのような人間を「切り捨てて」しまうというのでは、けっきょくは、かつて地球を見捨ててしまって宇宙へと撤退した存在たちと、同じことではないのでしょうか。ここはやはり、Q10さんのような、心の中に批判的なものをもっている人にたいしても、何らかの対応がなされるべきだったと思えます。
 ペーパーバックGでの問題点は、2002年6月22日の「26」というセッションで、「録音機器の不調により、この日前半の開始から二時間程度の部分が収録できておりません」ということでしょう。
 このような「事件」というか「トラブル」が重なっては、「バシャール4」として「汚点」を残すことはよくないと判断されたのでしょう。でも、そのようなことを踏まえたうえで、ペーパーバックのシリーズに加えられた決断にはおそれいります。
 せんえつですが、このような推測のあと、おそらく、「バシャール」シリーズの転換点として、どのような流れへと進めるのかということが、きっと議論されたことでしょう。
 そして生み出されたのが「バシャール スドウゲンキ」[2] だったのではないでしょうか。これはユニークなものでした。細かないきさつは何も知りませんが、アメリカ・インディアンの呪術師たちの世界に首をつっこんでいる須藤元気さんを、ひとりだけの質問者として固定することにより、同じことの繰り返しではなく、こんなこともあんなことも聞いてみよう、というスタイルになっています。バシャールの態度も、それまでは幼稚園児や小学生を指導している教師に近いものから、中学生や高校生の授業を担当した教師のレベルへと変化しているように見受けられます。ところどころで、生徒の理解力を超えてしまった内容にも触れることとなり、やんちゃな生徒のおふざけも、きりりと返して、なかなかに興味深く「授業参観」させてもらえるものだったと思えます。
 このような「流れ」を、さらに進めてゆくことになったのが、「バシャール×坂本政道」[6] という取り組みだったのではないでしょうか。
 この本の存在を知った私は、これも図書館で借りて読もうと考え、インターネットの県内図書館検索システムで調べたのですが、地元の図書館も、県の図書館にもなくて、O市とK市とN市の図書館に1冊ずつあっただけです。それなら、これらのいずれかから借りようと、さらに調べたところ、これらの図書館では、それらの市と、ほんの近くの市に居住するか、学校や会社に通っていないと利用できないという制限がありました。このため、私は借り出すことができません。しかたがない、この本は買ってしまおうと、財布のなかを確認して決断しました。ほんとうにそう決断したのは、本屋でこの本を手に取り、その内容をぱらぱらと眺めて、「この本は持っている価値がある」と考えたからです。出版されている本の巻末などにある広告ページや、ウェブページでの検索では、このような評価ができなくなっています。「バシャール」と「ワクワク」というフレーズさえ入れておけば売れると踏んでいるのでしょうか。「バシャール×坂本政道」[6] の目次は、わずか300ページほどの、ごく普通の本に対するものではありえません。これらをどこかで公開さえすれば、私のような、この世界の不思議なことを追い求めている人間が、どんどん食いつくはずです。
 まあ、そんなことは、私の心配することではありません。
 このようなわけで、「バシャール×坂本政道」[6] を手に入れて読み始め、こんなすばらしい本を、たった3つの図書館しか収蔵していないなんて、図書館の司書さんたちは、いったい何を考えているのかと思ってしまいました。
 この「バシャール×坂本政道」[6] は、ちょっとした「情報の宝庫」です。この一冊だけで、何冊も何十冊もの本が明らかにできなかったことが、とてもシンプルに理解できます。
 ここから、このシリーズのリーフページをいくつも構成することができそうですが、とりあえず、ここでは、次に示す「巨石文明」とタイトルづけられたテーマだけを取り上げて考えてゆくことにします。

 古代文明と巨石構造物

 細かな知識について述べることは避けますが、おおよその話の流れについて説明します。
 坂本政道さんは、地球のあちらこちらにある「巨石文明」で見られる、とても人の力で動かすことが困難なレベルの巨石について質問します。それらを動かす技術は、異星人たちやアカシックレコードから知ることができたというバシャールの回答があります。坂本政道さんは、さらに、その具体的な方法について問いかけてゆきます。ここがすごいなあと思えるところです。バシャールだけではなく、チャネリングを使って、いろいろな情報を語ってくれる存在がたくさんいますが、それらの共通点として、質問に対する答えの正確さを追い求めるあまり、かなり抽象的なまとめ方で言い表してしまうということがあります。この問題は、質問者がこのときの内容を考え、さらにどのような質問へと発展させてゆけばよいのかというところに、活路が見いだされます。つまり、質問者の「力量」が、このようなチャネリング情報の「豊かさ」へとつながってゆくのです。
 坂本政道さんは、ここのところで、インカの太古の石についての貴重な情報をバシャールから聞き出すことに成功しました。それは、マチュピチュの遺跡などでみられる、「石と石との隙間がまったくない状態で積み上げられている」という問題についての回答です。これは引用しておきます。

 インカの太古の石にはとても正確な多面体の石があります。(中略)ある植物の汁を使って軟らかくした石を振動によって移動していきました。そして、まるで粘土のように石どうしが隙間なくくっつき、その後、硬くなったのです。([6] p112)

 さらに続けられた坂本政道さんの問いかけに応じて、バシャールは、この地球でも「多くの科学者たち」が「音と音響、光を使って浮揚させる方法について実験しています」と語ります。([6] pp112-113)

 音の振動による浮揚技術

 タイトルが変わりますが、坂本政道さんの巧みな質問は、さらにバシャールから貴重な情報を引き出すこととなります。

 ある周波数を出すさまざまな楽器を同時に使うと、その周波数の組み合わせによって、ある種の音質、コード、周波数がつくられ、それによって浮揚が起きた、つまり石が浮き上がったのです。
 (中略)
 これは通常13人がかりで行われました。
 そのうちの12人が石のそれぞれのサイドに立ちました。3人、3人、3人、3人ですね。
 そして、深い音がするホルンのような特定の楽器を使って、ある種の太く低い共鳴音をつくったのです。
 (中略)
 いったん12人の音が同調したら、13番目の人が少し異なる高さの音を出します。すると、12人の音に新しい高さの音が組み合わさることによって適切な共鳴が起こり、石が浮き上がったのです。([6] pp113-114)

 このあともバシャールの説明は続きますが、引用するのは、このあたりで止めておきます。
 バシャールによると、すでに地球の科学者が、このようなメカニズムを調べようと実験しており、「限定的ではありますが、成功しています」ということです。
 坂本さんの「分かりました」という発言で、このテーマについての応答は終わり、次のテーマへと移ってゆきます。

 あとがき

 インカの太古の石が隙間なく積み上げられているということの謎は、ある種の植物の汁で石が軟らかくなるという技術がからんでいたのですね。このようなことがらは、何年か、何十年か前に、エジプトのピラミッドの謎を解明したというニュースで語られていました。もう地球人の手で明らかにされたことなのに、この技術の知識はいったい、どこへすいこまれてしまったのでしょう。
 ホルンのような楽器を使って巨石を浮かせるという技術があったというのは、まったく驚くべきことです。このようなことが実験されており、すでに地球人の科学者によって成功しているということですが、そうだとしたら、私たちの世界を強く支配している「重力」というものが、いったい何なのかという疑問がわいてきます。
 坂本さんの「空気中でしか使えない技術ですか」という問いに対して、バシャールは「そのタイプはそうです。空気が必要です」と答えています。ここのところも条件の一つとして加えることができそうです。
 石を下方へと引っ張っている重力と何がつりあうのか。重力の作用をぱちんと打ち切ってしまうのなら、その石は宇宙へと飛び去ってしまうことでしょう。ところが、それらの巨石は、ほんの少しだけ浮くというのです。だから、何かがつりあっていることになります。
 音が関係しているということは、それが石の振動数のようなものを微調整して、少し変わった状態へと変換するのかと思われます。すると、地球上で作用している重力というものは、物質の振動数のようなものと関係しているということでしょうか。石の質量がゼロになるわけではないようですし、質量としての存在感はある程度残っていそうです。
 なぜ、ほんの少しだけ浮くのか。このことの意味がよく分かりません。
 そのあたりの関係といいますか、メカニズムのようなものが明らかになったら、UFOまではいかなくても、スター・ウォーズのWからYのシリーズでたびたび画面に現れる、地表から浮かんで進んでゆく、いわゆるエアカーが作れるのかもしれません。
 SF映画で見せられているような、嘘みたいなことがほんとうになるのも、あとすこしのことなのかもしれません。ちょっとワクワクします。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, May 4, 2016)

 参照資料

[1] 「ハトホルの書」トム・ケニオン&ヴァージニア・エッセン(著)、紫上はとる(訳)、株式会社ナチュラルスピリット(刊)2003
[2] 「バシャール スドウゲンキ」、須藤元気 ダリル・アンカ(著)、大空夢湧子(通訳)、株式会社ヴォイス(刊)2007
[3] 「BASHAR」、バシャール(宇宙存在)、ダリル・アンカ(チャネラー)、株式会社ヴォイス(刊)1987
[4] 「BASHAR2」、ダリル・アンカ、バシャール、喜多見 龍一(著)、株式会社ヴォイス(刊)1989
[5] 「BASHAR3」、ダリル・アンカ、バシャール、関野直行、喜多見龍一(著)、株式会社ヴォイス(刊)1990
[6] 「バシャール×坂本政道」、ダリル・アンカ、坂本政道(著)、大空夢湧子(通訳・翻訳)、VOICE(刊)2009

 

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