RaN319 地球人はどこにいるのか
(73)エクスカリバーの物語 @ マーリン文書「はるか昔に…」
Where is the earthian?
(73)The Story of the Excalibur @ ”Before …” as Merlin Document

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 エクスカリバー(Excalibur)とは

 マーリン文書「はるか昔に…」の第2章「ミカエル、エクスカリバー、オリオン」について述べてゆく前に、このエクスカリバー(Excalibur)という言葉が、現在、どのような意味をもっているのかということを、ウィキペディアで調べました。その内容は、次のようなものでした。

 エクスカリバー(英語: Excalibur)は、アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。同じくアーサー王伝説に登場し、アーサーの血筋を証明する石に刺さった剣と同じものとされることがあるが、別物とされることもある。

 なるほど、「剣」なのですね。
 このような「象徴的な剣」として、マーリンも、この言葉を使っていますが、その持ち主は「アーサー王」ではありません。

 第2章「ミカエル、エクスカリバー、オリオン」@ マーリン文書「はるか昔に…」

 この章の初めに、次のような、不思議な一文があります。

 時の始まりに、時は存在しなかった。しかし生命は存在していた!([1] p38)

 空間や時間は、初めからあったのではなく、何らかの意図のもとで、作られたものなのだそうです。このことは、この物理世界に存在している私たちには、なかなか理解しにくいものです。しかし、この物理世界というものも、物質から成り立っている世界だけではないとうことを、いろいろな、かすかな証拠から推測してゆくとき、この世界は、私たちの科学者が説明しているものだけではないという理解へと向かうことになります。
 マーリンが語る物語は、まるで、「アーサー王伝説」のような、地球の中世の世界で存在していたような、「王」や「騎士」や「僧侶」に相当するものがあらわれてくるようにも思えます。でも、それは、順序が逆になっているのかもしません。
 ほんとうは、物質的な世界が生まれる前から、もっとかすかな世界があって、すでにいろいろなものが生まれていて、いろいろな違いがあったのではないかということです。
 でも、それは、私たちには検証できることではありません。ですから、これから読み解く、マーリンによる「エクスカリバーの物語」は、「ある種の伝説」としてとらえておくしかないかもしれません。

 ミカエルとエクスカリバー

 このあたりの描写については、現代科学と物質文明のまっただなかにいる、私のようなものがまとめてしまうと、何らかの偏見を組み込んでしまうかもしれません。
 すべてを引用するわけにもいきませんが、できるだけ短く切り取って、ここのところの要点を構成しようと思います。

 あなたがたの知っているような世界はまだ創造されてはいなかった。そこにあるものはすべて、完全に純粋な光の本質だった。([1] p39)

 ここにある「光の本質」は、しかたなく直訳したのでしょうが、外来語を使って「光のエッセンス」としたら、よりイメージがつかめるのではないでしょうか。つまり、「光のあつまり」のようなものだということです。

 大いなる神のまわりに創造神という大いなる不滅の存在が集まり、まさにこれから行う予定の新たな創造の青写真を子細に検討しようとしていた。([1] p39)

 この文の中で現われる対象は、@「大いなる神」とA「創造神」◇「大いなる不滅の存在」とB「これから行う予定の新たな創造の青写真」の3つです。ここで◇の記号は、A◇Bと表記したとき、AとBが同じ内容を持つことを示す、思考言語コアの記号です。
 A「創造神」のひとり(と言っていいものかどうか分かりませんが)に、ミカエルがいるようです。
 「青写真」という単語は、英語の文献ではまだまだ使われていますが、具体的には「湿式コピーの原板となる、半透明のコピー原紙用紙に描かれた設計図などを、感光紙に転写するシステム」のことです。現在の日本では、(まだ残っているかもしれませんが)大きなサイズでの乾式コピーができるようになってきたため、駆逐されているかもしれません。これから転じて「青写真」という言葉で「設計図」や「計画書」という意味を表します。

 青写真を調べ、大天使のひとりに創造全体を見届ける役割を与えることが決定された。その役にはミカエルが選ばれ、世界の創造の過程すべてを見守り始めた。([1] p39)

 上記のA「創造神」◇「大いなる不滅の存在」のあとに、◇「大天使」と並べることができるようです。この「大天使」のひとりとしてミカエルがいます。
 このあとの展開は、かなり複雑なので、かんたんに要約することにします。
 まさに世界創造のディレクターとしてのミカエルに、「パワーの象徴」を持たせる必要があるということになったのだそうです。その「象徴」のひとつの候補として「盾」というプランも現れたそうですが、いろいろと議論され、「大いなる剣」がふさわしいということになったのだそうです。

 その大いなる剣は、エクスカリバーと呼ばれた。([1] p40)

 エクスカリバーが生み出されてミカエルの手に渡るまで(1)メタトロン

 エクスカリバーがどのようにして生み出されたのかという表現箇所があります。

 神が大きく息を吸って吐き出した時、吐き出された息と共にその身体から一筋の光があふれ出た。…
 創造神の中の王と見なされていた偉大なる大天使メタトロンが、神の息のもつ光の力の助けを借りて、その光の本質から剣を作り始めた。
([1] p40)

 このあたりのメカニズムは、物質世界の中にいる私たちには、よく分からないものです。
 「その光の本質」のところは、「その光のエッセンス」もしくは「その光のあつまり」と読み替えたほうがイメージ化しやすいのではないでしょうか。
 RaN297 地球人はどこにいるのか(51)ゼロ・ポイント・エネルギーとイーグルの放射物の中で、バシャールは、私たちが物質として考えているものの由来について、次のように語っています。

 存在している粒子は、本当はひとつしかないのです。
 無限大のスピードで動いているのでたくさんあるように見えますが、実は同じひとつの粒子なのです。
([2] p114, 編集による再構成)
 光のようなものですが、あなたが物理的な現実の中で光として理解しているものとは違います。より高次の光です。あなたがたが物理的な現実の中で光として知っているものは、この光の副次的なものです。([2] p115)

 このようなことが、私たちの科学において確認されたとしたら、マーリンが語っていることの意味も、より深く分かるのかもしません。
 マーリンはメタトロンがエクスカリバーを作ったあとのことについても触れています。

 このメタトロンこそ、…、長きにわたってその剣を所有し、それに活用されるべきあらゆる真実を封じ込め、完全な状態になるまでその剣を鍛えた存在。([1] p)

 エクスカリバーが生み出されてミカエルの手に渡るまで(2)マイトレーヤ

 ここのところの描写は、次の一文から始まります。

 それからその剣はマイトレーヤに譲り渡される。([1] p40)

 「マイトレーヤ」という名前は、現在も使われています。その存在と、マーリンが呼んでいる存在との関係は、よく分かりません。このようなことは、私たちの科学や歴史の範疇を越えることですから、ここでは、そのような存在がいたと聞いておくことにしましょう。
 マーリンによると、このマイトレーヤは大変陽気な存在で([1] p40)、エクスカリバーに愛の本質を与えた([1] p40)となっています。
 エクスカリバーは、それからも、さまざまな存在から存在へと譲り渡されていった([1] p40)そうです。  エクスカリバーが生み出されてミカエルの手に渡るまで(3)メルキゼック  エクスカリバーは、メルキゼックと呼ばれる存在のもとにやってきた。([1] p41)

 マーリンは、メルキゼックについて、次のように語っています。

 メルキゼックとは、偉大なる存在、教師であり救世主(メシア)の本質。創造された存在たちに対する愛と関心のすべてを注ぎ、大衆ひとりひとりが理解できるような方法を用いて知識と真実を統合した。([1] p41)

 メルキゼックにエクスカリバーが委ねられたことにより、神の本質とすべての本質を表す剣である([1] p41)となったということです。

 ミカエルの手に渡って

 エクスカリバーが、ようやくミカエルの手に渡ったとき、彼は次のようなことを決心したのだそうです。

 この剣は自分だけが所有すべきではない。創造のプロセスを始める時には、創造神ひとりひとりにこの剣を創るべきであると。([1] p41)

 このことは、神によって語られたことに、ミカエルが異議を唱えたように見えた([1] p41)ため、天において、物議をかもした([1] p41)そうです。
 しかし、このミカエルの考えは認められ、創造神全員が、真実の象徴としてこの剣をそれぞれの流儀・やり方で携帯することが許されることになった([1] p41)とあります。
 そのことが、具体的に、どのようなことになっていったのかというところは、あまり詳しく語られていません。
 そうして、このエクスカリバーの物語は、かなりの部分が飛ばされ、「今日」へと進みます。

 エクスカリバーはオリオンへ

 エクスカリバーという剣は、どうなったのか。
 マーリンは、次のように語っています。

 その剣は、今日この地球上へ送られて来ている。…
 ごく初期のころから、その剣は人類の歴史に大きな変化が起きるたびに、地球にやって来てはまた去って行くことを繰り返してきた。
 その剣は、本来あなたがたがオリオンと呼んでいる存在によって保管されてきた。
([1] p42)

 「オリオン」という名前を、私たちは「オリオン座」としてしか認識していませんが、どうやら、マーリンによると、もともとは、A「創造神」◇「大いなる不滅の存在」◇「大天使」のひとりの名前だったようです。
 オリオンについて、マーリンは、次のようにまとめています。

 オリオンとは、宇宙のこの地区の銀河評議会の総合顧問とでも呼ぶ存在。
 あなたがたのいる銀河系の活動のすべてを監視する役目も負っていた。
([1] p42)

 オリオンは、最初の大評議会の一員だった。彼は24人の長老のうちの一人であり、宇宙のこの地区において、数々の世界の人々を援助する役割を持つ存在のひとりでもあった。([1] p43)

 エクスカリバーの波動

 マーリンは、この章の最後に、エクスカリバーがこの地球にあるということから、何がどのようになるのかということを述べています。
 が、しかし、かなり抽象的な表現なので、具体的に、いったい何がどうなるのかということは、あまりよく分かりません。
 まとめになるかどうか、はっきりと断定できませんが、とりあえず、そのあたりのことが語られている(と思われる)ところを、次に引用します。

 ずっと以前から、あなたがたはこの剣がやってくるのを感じた。
 十年程も前から、今まで知っている真実よりはるかに高次の真実とつながりたいという切実な思いが、内側から自分を駆り立てるのを感じ始めていた。
([1] p43)

 少し間を置いて、次のように語られています。

 最近この剣が地球にもたらされたことによって、最近では現状を打ち破ろうとする内から沸き起こる叡智の声から、もはや逃れることはできなくなってしまった。([1] p43)

 「現状を打ち破ろうとする内から沸き起こる叡智の声」なのですね。
 たしかに、そのようなものが、この世界の、いろいろなところで、人々を突き動かしてきたように思われます。

 あとがき

 この章は、なかなかに、むつかしいところでした。
 マーリン文書としての「はるか昔に…」も、章が進むにつれ、私たちの世界に潜む謎の数々とつながってゆくので、他の文献に記された、いろいろな情報とかかわってゆくのですが、このような、宇宙のはじまりあたりのことについて、ここまで詳しく語られているものは、ほとんどないということと、これらの知識を科学的に検証することはかなり困難なことだということから、私たちはただ、このような物語があるという視点に立つしかないわけです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, June 29, 2016)

 参照資料

[1] 「時を超える聖伝説」いま明かされる人類の魂の歴史/創世・レムリア・アトランティス 新しい次元へ、ボブ・フィックス(著)、下山恵里菜(訳)、株式会社 三雅(みつまさ)(刊)2002
(英文タイトル)Before…, as told by the Master Merlin recived by Bob Fickes
[2] 「バシャール スドウゲンキ」、須藤元気 ダリル・アンカ(著)、大空夢湧子(通訳)、株式会社ヴォイス(刊)2007

 

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