RaN328 地球人はどこにいるのか
(81)長生きしたけりゃ パンは食べるな
Where is the earthian?
(81) Do not eat the bread if you live long and are good at it

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 「ガンを消す食事」[1]

 このシリーズの「(72)「抗がん」弁当の本がある!」で、(西台クリニック院長)済陽高穂(わたようたかほ)氏の著作について紹介しました。
 このとき私は、ガンなんて、どっか遠くにあるものだ、と思っていましたから、これらの本も、ちらっと本屋の書棚で背表紙を見る、といった近づき方でした。「抗がん」弁当の本は図書館でかりたものです。
 しかし、この夏(2016年8月〜9月)私は腹部の激痛におそわれ、入院することとなりました。
 そして、治療の過程で、主治医の医師から
「胆のうにガンの疑いがあるので、これと、関係した肝臓を手術して取り出すことになります」
と言われ、私は、まさに「なんでもあり」の状況になってきた、と覚悟し、そのころ私は夜だけ自宅に外泊する許可を(連日という特殊ケースで)もらっていたので、病院での夕食を終え、さっさと自転車に乗り、この町の(最近はきっと死語になっている)デパートへゆき、その2階にある本屋の書棚を探し始めました。
 「料理」の書棚にはなく、いろいろ書棚をサーフィンしてゆくうちに、「健康」というところがあって、そこに済陽高穂(わたようたかほ)氏の本が並んでいました。ほとんど料理のメニューや調理法のことが記されているのに、「料理」の書棚にはないのです。さらには、「家庭医学」というタイトルのもと、まるまる書棚一つ分の本が集められていることにも驚きました。この世界には、これほどまでに、人々が自分で読みたくなる「病気」というものがあふれているのです。
 私は「ガンを消す食事」他1冊を買い求めました。
 翌朝それを病院のベッドの横に置いておきましたが、それでも、まだ自分がガンであるという確信はわかず、「ほんまかいな」という気分のまま、それを眺めていました。
 このあと、少しドラマが展開してゆきますが、ここでそれをなぞると、たいへんな分量になってしまいますので、簡単に要約します。
 私は、「胆のうと肝臓」を摘出する手術を受けなければならない、という問題を、入院中と退院後に測定してもらったCTスキャン画像を、医療画像解析ソフトのゴブリンアイズで詳しく調べることにより、「胆のうがガンである」という仮説をひっくり返す「証拠」を複数見つけ、それらを根拠に、滋賀医大の消火器外科へと行き、私には手術の必要がないということを、その担当医師に認めてもらおうとしていました。
 私は黒いバックパックから、「ガンを消す食事」という本を取り出して、その消火器外科の医師に見せました。彼は
「ああ、今、流行っている」
と言います。
 この言葉の裏にある、彼の考え方をテレパシー的に読み取った私は、次のように語りました。
「なぜ流行っているのかというと、そこに、ほんとうのことが書かれていて、それが効果をもっていることを、人々が分かりだしたからでしょう」
と、相手の反論を押し返し、さらに、
「この本に記されていることは、もう10年以上前から、私自身が実践してきたことでした。ずうっと玄米食だし、肉はほとんど食べず、魚や豆類を蛋白源としていますし、野菜や果物を、たくさん食べ続けてきました。
 この本が現われるずうっと前、別のお医者さんですが、20万人もの患者の腸を大腸カメラで見て、その内部が汚いほど、ガンの発生率が高いことに気づき、それについて語った本があったので、それを読んで、私は食生活を変え、そのころ持っていいた成人病の因子を、わずか3ヶ月で、すべて消してしまいました。
 この本のことと、半日断食の本の2冊からの知識で、私の身体は、すっかり健康なものになったのです。
 自分の身体で確かめてみれば、それらの本に記されていることが、どれだけ本当のこととして効果があるか、分かります。
 この『ガンを消す食事』という本も、そのような内容の本です。
 この本に書かれているような食事を、私はずうっとやってきました。
 そんな私が、胆のうガンになるのだとしたら、そこらへんに来ている他の人は、すべて胆のうがんになっていなければ、おかしい。
 これが、「私の胆のうはガンではない」という状況証拠の一つ目です。」
 他にも「状況証拠」があって、それは、甲賀病院の主治医がすっかり忘れてしまった、激痛前日の「食中毒」のことでした。
 そのような状況証拠を並べ挙げたあと、私は、本論であるCTスキャンの解析画像についての説明を始めました。
 10月7日に撮影した腹部のCTスキャン画像をゴブリンアイズで解析したものを、私のコンピュータで見せ、
「いったんガン化した胆のうの変形した壁が、わずか1カ月半ののちに、ここまできれいな、丸い形に戻りますか」
と、私が言うと、その医師は、慣れている白黒画像を、自分たちが使っているシステムで次から次へと、たくさん観察し、
「なるほど、胆のうはガンではなさそうですね」
と言ったのです。

 「長生きしたけりゃ パンは食べるな」[2]

 滋賀医大で、私は、上記のごとく、消火器外科の診察室での「対決」を終え、やむなく前回了承しておいた、精神科の医師との話し合い(相手は診察とみなしていますが)へと、活動の場所を変え、それらをすべて片づけたあと、「カルテの開示」という、新たな問題に取り組むため、私の、ある種のエネルギーをたくさんつぎ込むこととなってしまいました。
 そして、私は「肺がやばい」というコンディションへと落ち込んだのです。
 実は私は、若いころ結核を患っています。入院こそ、していませんが、肺のX線画像で、そのことは確認されていました。
 しかし、結核菌は、ほとんどの人が持っています。私は教師だったので、生徒のツベルクリン注射の行列に並んで、私も受けていて、その反応を調べたとき、赤くはれた部分の直径が数センチもありました。
 だから、結核菌が私と「共生」していることは、ずうっと前から分かっていました。
 私が生体エネルギーに満ちていて、健康であるとき、結核菌は静かに休眠しているようですが、それが弱まってしまうと、直ちに活動を再開するのです。
 私にとって「肺がやばい」というのは、「結核菌が活動を始めた」ということなのです。
 軽い咳がとまりません。
 「エネルギー不足だ」
と私は、車の助手席に乗っている母に、そう言って、コンビニに立ち寄り、エネルギー補給のための、パンやスニッカーズ、グミ、ガム、龍角散ののど飴、などを買いあさり、それによって、なんとかコンディションを整えていたのです。
 まだ、肺から痰が出るところまで悪化していませんが、自動車の運転を続けるなどの、精神的なストレスによる、ある種のエネルギーを使いこんでしまうと、咳が出てくる、という症状がはじまってしまいます。
 おそらく、ハトホルたちが言っている、カー体が弱ってきているのだと思われます。

 そのようなコンディションのある日、私は、必要なものがあって、国道沿いのデパートの2階にある100円ショップへゆき、
「ほんとうは、これだけを買う予定だったのに」
と、レジのところで呟いて、レジの女性の苦笑いを誘い、1階に降り、そこにある本屋の書棚、ではなく、書台に平積みされていた、一冊の本を手に取りました。
 あまりにもシンプルな表紙のデザインです。
 食パンが一枚、白い背景の上に置かれている写真の上に、小さな文字で「長生きしたけりゃ」、そして、大きく「パン」、やや小さくなったものの、それでも大きな文字で「は」と「食べるな」とありました。
 目を引きます。
 さらに、これらのタイトルの、強いインパクト。
 すぐに手に取って、レジへと向かいました。

 「グルテン」そして「グルテンフリー」

 とても読みやすい本でした。
 著者が学者ではなく、一般の人であり、しかも、実体験にもとづく、いろいろなエピソードに裏打ちされた論拠によって、書き進められています。
 「小麦粉」が含まれていることを表示している食品があるということの意味が、ようやく分かりました。
 これまで「小麦粉」のアレルギーで、パンなどが食べられない、「病気の人」がいるということは、うすうす知っているつもりでしたが、この本を読むことにより、「病気」なのは、その人たちではなく、「グルテン」によって中毒症状を起こしている、私たちの方だったのだということが分かります。
 「グルテン」が含まれている、小麦粉で作られた、パンやラーメン、パスタ、ピザなどを摂らないことを「グルテンフリー」と呼ぶそうです。

 この本の初めのあたりを読んで私は、
「そうだ、私はほんらい、玄米食だった。でも、ここのところ、忙しいので、パンやうどんで、かんたんに済ませてきた。これでは、エネルギーを補えないばかりか、グルテンによって、かえって妨害されてしまう」
と考え、さっそく、玄米と豆を炊いて、それを食べることにしました。
 ドンブリに2杯、卵掛けごはんや、バターごはんで食べました。
 そして、その翌日、あれほど続いていた咳が、もう、まったく、出なくなったのです。
 そういえば、きっすいの玄米と豆だけでなく、発芽玄米も混ぜておいたのを思い出し、
「さすが、発芽玄米だ。効果てきめん」
とつぶやきました。
 それから、「(71)粗悪食品(ジャンク・フード)あるいはファーストフードについて」を読み返し、ハトホルたちが言っていることと、「長生きしたけりゃ パンは食べるな」の内容とのつながりを確認しました。
 毎朝パンを摂ることにしている母のことを思い出し、私はさっそく「発芽玄米」を2袋買って(1袋は私の分)、実家へと向かうことにしました。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, November 13, 2016)

 参照資料

[1] 「ガンを消す食事 完全レシピ166」、済陽高穂(わたようたかほ)(監修)、主婦と生活社(刊)2014-2-3
[2] 「長生きしたけりゃ パンは食べるな」、フォーブス 弥生(著)、稲島 司(監修)、SBクリエイティブ株式会社(刊)2016-11-15

 

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