RaN337 グルテンアウト(8) 薬をやめれば病気は治る
(4) 風邪薬を飲むと治りにくくなる

黒月樹人(◇田中タケシ)@黒月解析研究所

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 はじめに

 「薬をやめれば病気は治る」[6] はとても重要なことを記した本なので、みなさんに読んでもらえるように、その内容について、かんたんに紹介します。

 体が冷えるとなぜ風邪をひくのか

 有名な知識として、次のことが確認されています。

 ウイルスは、温度が低いほど、そして空気が乾燥しているほど、元気が出るのです。([6] p107)

 ここで著者は、私たちが気づかなかったことについて、注意しています。
 引用すると長くなってしまうので、私が編集して説明します。

 人が眠っているとき、体温が下がり、水分の補給はせず、起きて排せつするだけなので、体が乾燥し、おまけに口を開けて寝ていると、ウイルスに感染しやすい条件がすべて整ってしまうのです。([6] p107, 編集)

 風邪薬を飲むと治りにくくなる

 風邪薬として一般化されていますが、著者は、その中に含まれている、解熱剤と抗生物質について、チクリと、問題点を指摘します。
 はじめに、「ウイルスが体内へ入ると」からはじまって、(途中は略しますが)「脳内でメディエーターという物質」が作られ、「それが伝達物質となって、脳内の視床下部にある体温中枢を刺激し、全身の体温を上げるよう指示する」([6] p108)ことが述べられています。
 グラディエーターではなく、メディエーターだそうです。
 なぜ体温を上げるかというと、「ウイルスは体温が上がると元気がなくなり」、「一方で白血球などの免疫細胞は、体温が高いほど元気になり、攻撃力が高まる」([6] p109)からです。
 それなのに、風邪薬には解熱剤が含まれていて、せっかく上がっている体温を下げようとしているのです。風邪薬は、免疫細胞ではなく、ウイルスのほうの「味方」をしているのです。
 こんな馬鹿げたことがありますか。

 もうひとつ。抗生物質というものが、風邪薬には含まれているそうです。
 これに対する著者の「チクリ」は、とても分かりやすいものです。

 抗生物質は細菌をやっつける薬であって、ウイルスをやっつけることはできません。それどころか、腸内環境をずたずたに壊してしまうかもしれません。体にとっては、まさに百害あって一利なしなのです。([6] p109)

 私は肝臓にクレブシエラという腸内細菌が入ってしまい、そこで繁殖していたので、抗生物質(クラビット)と整腸剤(ミヤBM)が担当医の指示で出されていました。
 このような薬の組み合わせの理由が、ようやく分かりました。
 私の病気に関しては、相手が肝臓に住み着いてしまったクレブシエラという細菌なので、抗生物質が効くとされるのでしょうが、その抗生物質で腸内環境がずたずたにされてしまうので、それを回復させようと、ミヤBM(バチリカム・ミヤイリ◇ミヤイリ菌という名の腸内細菌)の錠剤が付けられていたのです。でも、何種類もの腸内細菌を抗生物質で殺して、代わりに1種類だけ補ったとして、ほんとうに回復するのでしょうか。

 たまに風邪をひくのは健康な証拠

 ここのところの説明は、すべて引用したいくらい、理にかなっています。
 長くなるのをさけるため、私が編集することにします。

 風邪をひくと、体の中にある免疫のシステムが対応します。これは風のウイルスとの戦争のようなものですが、このための戦力としての、白血球やマクロファージは、常にたくさん常備されているわけではありません。また、これらが生産されるシステムも、ふだんは休止しています。そこで、「たまに風邪をひく」と、これらの免疫軍隊の予行演習」になって、長い目で見ると、体の免疫力が高まるのです。([6] pp110-111, 編集)

 マスクは風邪予防に効果的

 ウイルスはとても小さいので(細菌も)、マスクのフィルターの目を通り抜けてしまうので、風邪の予防としてマスクをするのは意味がない、という問題点について、著者は次のように答えています。

 たしかにウイルスは、マスクをしていても入ってきます。
 しかし、フィルターの目の大きさなんて関係ないのです。
 マスクをする意味は、口や鼻そして喉の温度と湿度を高く保つためです。
([6] 111)

 ウイルスは温度と湿度が高いと元気をなくしてしまいます。
 そうだったのか、って感じです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, January 21, 2017)

 参照資料

[1]「長生きしたけりゃ パンは食べるな」、フォーブス 弥生(著)、稲島 司(監修)、SBクリエイティブ株式会社(刊)2016-11-15
[2]「いつものパン」があなたを殺す、Grain Brain、デイビッド・パールマター&クリスティン・ロバーグ(著)、白澤卓二(訳)、三笠書房(刊)2015年1月
[3] 小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)、Dr. ウイリアム・デイビス(著)、白澤卓二(訳)、日本文芸社(刊)2013-7-10
[4] 白米中毒、白澤卓二(著)、アスペクト(刊)2013年2月5日
[5] 食べ物を変えれば脳が変わる、生田 哲(著)、株式会社PHP研究所(刊)2008-10-29
[6] 薬をやめれば病気は治る、岡本 裕(著)、株式会社幻冬舎(刊)2013-3-30
[7] ウィキペディアの「薬害」
[8] 連載 薬害事件ファイルE 陣痛促進剤(子宮収縮薬)
[9] 薬害エイズの前史(3) クロロキン事件
[10] ソリブジン事件からの教訓

 

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