RaN340 グルテンアウト(11) 薬をやめれば病気は治る
(7) 糖尿病は薬なしで治る

黒月樹人(◇田中タケシ)@黒月解析研究所

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 糖尿病とは何か

 糖尿病には、T型とU型の2種類があり、それらはかなり違うそうです。
 T型糖尿病は「インスリンを産出する、すい臓のβ細胞が機能しなくなっている」状態で、U型糖尿病は「すい臓のβ細胞が疲れている」というものです。
 このような違いだけでなく、その原因が、まったく異なります。
 T型糖尿病の原因は「免疫異常」や「ウイルス感染」で、U型糖尿病の原因は「食べ過ぎ」や「運動不足」、あるいは「ストレス」です。
 これらのことが説明されたあと、ここでとりあつかうのは「U型糖尿病の薬」であると限定されます。
 そして、このU型糖尿病の経過(シナリオ)が詳しく説明されてゆきます。
 ここのところの引用や要約は割愛します。

 (U型)糖尿病は薬なしで治る

 U型糖尿病の経過(シナリオ)を詳しく説明したこと(ここでは割愛しました)をうけて、重要なことが述べられます。

 血糖値が上がるのは原因ではなく結果([6] p128)
 血糖値を薬で下げても、… 的外れ … 根本的な解決にはなりません([6] p128)
 U型糖尿病の本質は、すい臓が疲れていること([6] p128)
 薬で血糖値を下げるだけでは、すい臓の疲れはとれない([6] p128)
 
 ポイントとなるところを取り出して並べました。
 このようなことを確認したところで、著者は、U型糖尿病の治療についての考え方と具体的な指針を説明します。

 [考え方]
 疲れているすい臓のβ細胞を休ませてあげる([6] p129)
 [具体的な指針]
 (1) 食べ過ぎをやめる
 (2) 運動不足を解消する
 (3) ストレス負荷を軽減する
 (4) (それでもだめなとき)外からインスリンを補う(期間限定で)([6] p129)

 このように整理して理解すれば、「(U型)糖尿病は薬なしで治る」ということは、とてもかんたんなことだと分かります。
 私が入院していたとき、朝昼夕の3度の食事の前に、看護師さんが血糖値を測りに来ました。空腹時血糖値というやつです。ところが、その間にグミやパンなどを間食していると、驚くほど血糖値が上がります。
 最初に血糖値が200を超えたのは、ある日の朝食前の測定で、でしたが、「201だとインスリン注射ですが、200だから、いいです。ところで田中さん、何か食べたでしょう」と看護師さんに聞かれ、正直に答えました。「2時間ほど前にグミを一袋」と。
 2回目は夕食前で、220もあり、いさぎよくインスリン注射を受けました。その翌日は100〜110あたりでした。これはインスリン注射の影響でしょう。
 3回目は昼前の検査で207でしたが、11時半ごろの検査だったので、「外を歩いてくるから、お昼直前に、もう一度検査して」と看護師さんに交渉し、看護師さんも、インスリン注射より血糖値検査のほうが、かんたんで、手間取らないので、了解がとれ、私は、外に出てゆく前に、水を1リットルほど飲みました。そして、外の職員駐車場(昼頃は車だけなので)を、まるで、迷路の壁を伝うかのようなルートを設定して、速歩きのペースで歩きました。昼直前の検査では160でした。
 4回目もあります。このときは201だったのですが、お昼までは45分もあったので、私は自信満々でした。113まで下げました。
 これらのことから、病院で、血糖値が200を超えたからと言って、まるでスポーツの反則を犯したかのように、インスリン注射をする、というのは、そのようなことを決めた人間の頭がおかしいとしか思えません。
 もともと病院食だけでは食べ過ぎることはありません。しかし、それが適正なものではなく、体重がどんどん減って(筋肉が減っただけではなく、骨の密度も減ってしまっていました)しまうから、患者の私としては、防衛的に間食をしなければならなかったのです。
 ストレスは、病院の生活そのものによって増えていました。2週間あたりから、夜は自宅に帰れるようになり、ストレスはかなり減ったと思われます。
 それでも、一般社会には、どこにでも、自分のことしか考えない、自己のエゴがとても大きく、人々の迷惑になる人間が、いくらか存在しています。それらが、ある種の「責任者」となって、ある限度での「権力」をもち、どう考えても間違っていることを押し付けようとしてくると、私はそれに立ち向かうことになります。
 互いに同じ立場にいた、「黒塗りのフォルクスワーゲン」事件の野蛮人のほうが、あつかいはかんたんでした。
 ときどき血糖値が上がったとしても、軽く運動すれば下がるのだから、やれインスリン注射だと、こんな数値で大騒ぎするのは、思考回路が狂っている、としか思えません。

 「現代の小麦」と「古代の小麦」との比較実験

 もうひとつ、別のところで、あえて書かなかったことを、ここで紹介します。
 「小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY」[3] の著者は、自分の身体を使って、「現代の小麦」と「古代の小麦」とを食べ比べて、比較実験をしました。
 「1日目に100グラムのヒトツブコムギ(古代の小麦)のパンを食べ、2日目に100グラムの現代の(有機栽培)全粒小麦のパンを食べるのです。」([3] p040)
 そのとき、お医者さんなので、血糖値検査の道具を持っているらしく、食べる前と後との血糖値を計測しています。その結果を次の表1にまとめました。

表1 小麦の違いと食前食後の血糖値



 このときの、食後の体調の変化についても述べられています。
 古代の小麦のパンでは何の変化もなかったのですが、現代小麦のパンでは、嘔吐、胃のむかつき、腹痛、思考回路の機能低下などが1日半も影響したそうです。
 この著者は「小麦過敏症」でもあるので、小麦に麻痺している人とは違う反応となるのでしようが、グルテンをアウトにして、もう3ヶ月以上たつ私は、スパゲッティ一束で、翌日の便が完全な下痢便だったことから、市販の現代小麦によるパンは、とてもこわくて、実験しようとすら思いません。
 それに、せっかく「脳」が、まるで、スターウォーズの「ローグ・ワン」に出てくるドロイドのK2のように、冷静沈着に働いているのに、それを、わざわざ狂わせるのは、いやなこった、ってところです。
 せっかく体も頭(そして精神)もフツーなのに、それをまた、悪いレベルへとおとしめてしまうなんて、具の骨頂ではありませんか。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, January 24, 2017)

 参照資料

[1]「長生きしたけりゃ パンは食べるな」、フォーブス 弥生(著)、稲島 司(監修)、SBクリエイティブ株式会社(刊)2016-11-15
[2]「いつものパン」があなたを殺す、Grain Brain、デイビッド・パールマター&クリスティン・ロバーグ(著)、白澤卓二(訳)、三笠書房(刊)2015年1月
[3] 小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)、Dr. ウイリアム・デイビス(著)、白澤卓二(訳)、日本文芸社(刊)2013-7-10
[4] 白米中毒、白澤卓二(著)、アスペクト(刊)2013年2月5日
[5] 食べ物を変えれば脳が変わる、生田 哲(著)、株式会社PHP研究所(刊)2008-10-29
[6] 薬をやめれば病気は治る、岡本 裕(著)、株式会社幻冬舎(刊)2013-3-30
[7] ウィキペディアの「薬害」
[8] 連載 薬害事件ファイルE 陣痛促進剤(子宮収縮薬)
[9] 薬害エイズの前史(3) クロロキン事件
[10] ソリブジン事件からの教訓
[11] コエンザイムQ10のウソホント

 

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