RaN345 身体の免疫活性を目指すなら玄米を食べよう

黒月樹人(◇田中タケシ)@黒月解析研究所

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 ガンの新薬は身体の免疫活性を高めるものらしい

 2017年の2月に、ガンの新薬、オプジーボの価格が半額になったらしい。
 これまでのガンのための薬が、ガン細胞を直接攻撃しようとするものだったのに対して、このガンの新薬、オプジーボは、身体の免疫細胞の、ガンに対する活性を高めるものだという。どうやら発想が変わったらしい。
 それでも、半額になる前の価格は、年間で3600万円もするという。その半額でも、1800万円だ。なんという高額。
 さらにニュースを聞いて、あきれた。この新薬ですら、その効果は2割くらいしかないのだという。それで、この価格?

 そもそも私たちはなぜガンになるのか?

 外部の要因を取り上げるとしたら、放射線・ウィルス・化学物資なのだそうだ。
 ガンを生み出すウィルスが、いつから存在しているのかは、私はよく分からない。
 でも、放射線の脅威については、おおよそ、20世紀の中ごろからだと分かる。地球人である私たちが、原子核反応を使った兵器を何度も実験し、それを使ってきたからだ。
 あるいは、電磁波という姿でも、私たちの世界に広まっている。
 化学物質は、もっと広く、そして、多様に、私たちの生活に入り込んでいる。
 「ガンの原因になる食品添加物」というものが、すでにたくさん分かっている。
 それなのに、そのような「ガンの原因になる食品添加物」というものが、規制されるどころか、日本の政府によって認められてきているのだ。
 そして、私たちの「文明社会」では、「2人に1人はガン」になり、「3人に1人はガンで死亡」するのだという。これの、どこが「文明社会」なのだろうか。
 私たちは、とても愚かな、文化的に「暗い」社会で暮らしているのではないだろうか。

 現代小麦に含まれているグルテンも遺伝子変換で凶変した

 このようなことが分かってきたのは、ほんの最近のことにすぎない。
 「長生きしたけりゃ パンは食べるな」[1] は2016年の11月に出版されたばかり。
 その原典ともいえる、小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)[3] は、英語版で2011年に、「いつものパン」があなたを殺す、Grain Brain(穀物脳)[2] は、やはり英語版が2013年に、出され、それぞれ日本語訳として3年後くらいに出版されている。
 ほんとうに、ごくごく最近のことだ。
 小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)[3] の中に、「現代小麦に含まれているグルテンが遺伝子変換で凶変した」ことと、それが何の試験もされずに、世界中の小麦生産の現場へと広められてしまった、ということが記されている。
 私たちは何十年もの間、これらの(世界中での凶変グルテンに関する)「人体実験」のサンプルとなってきたというわけだ。
 そして、私たちは、小麦腹を豊かに膨らませ、腸から侵入したグルテンの分解物が血液の流れに乗って脳に入り込み、脳の中にあるモルヒネ受容体へと落ち着き、もっとグルテンを取り込めという命令を発するままに、現代小麦による食品を食べ続けてきたのだ。
 そして、そのグルテン分解物は、小脳を侵して、身体の機能を妨害し、さまざまな皮膚病を起こして、頭髪を抜けさせてゆき、顔にシワを寄せ、まだ詳しいメカニズムは明らかにされていないものの、大脳にも影響し、ありとあらゆる精神疾患を生み出してきたらしい。
 子供が落ち着きなく歩き回る。若者がすぐにキレる。ストレスにうまく対処できなくて、うつ病になってしまう。問題の本質的なところが突き止められず、怒りのやりどころが分からなくて、ここだと思い込んだところに向かってゆき、躁病をどんどんエスカレートさせてゆく。
 どう見ても、おかしな判断しかしない、世界の中心的な指導者たち。
 いったい何を食べてきて、どのように生活してきたのだろう。
 政権担当中に、脳梗塞などで亡くなってしまったケースもある。
 これらの指導者たちを選んだ「民衆」という人々が、そもそも、正常だと判断できる状態ではない(のだろう)。
 もちろん、私も、だ。
 私が「狂っていた」のは、よく分かっている。
 だからこそ、ここまでのことを、調べ上げようとしてきたのだ。
 問題は、自分たちの「文明」が、そこで広まっている「食事体系」が、そして、そのようなもとで生活してきた「自分たち」が、ほんとうは「狂っている」ということを、ほとんどの人たちが、まったく認識していない、という、ところにある。

 免疫活性を高める療法なら、すでにあるのでは?

 本屋さんや図書館を探せば、「いま、はやりの」ものも含め、ガンから回復したという人の著書が見つかる。
 その中心的な手法は、食事療法と、生活習慣を組み合わせ、人間が本来持っている免疫の力を高めるというもの。
 「いま、はやりの」済陽高穂医師の指針として、いくつかのことが取り上げられている。
 「8ケ条」らしい。
 「済陽式ガン食事療法の8ケ条」という「まとめ」のページがある。
 その第4条に穀物のことが記されている。
 「済陽式ガン食事療法」の原典は「日本人だけ なぜ、がんで命を落とす人が 増え続けるのか」[16] (2007年12月31日)あたりにありそうであり、現代グルテンの凶変の姿が明らかにされてきた、ここ何年か以前のことなので、どうやら、現代小麦の問題については考慮されていない。
 だから、「小麦の胚芽」については、まったく問題視されていない。
 このあたりは、やがて考慮されてゆくことだろう。

 「がん患者は玄米を食べなさい」[17]

 この本を図書館で見つけて、なんと自身満々なタイトルなのかと、私はふと溜息をついてしまった。
 借りてかえって、さっそく読んでみて、その理由が分かった。
 著者は、玄米の成分の中から、抗がん成分を、科学的な手法で発見しているのだ。
 しかも、2種類も。
 ひとつはRBFという物質で、もうひとつはRBAというもの。
 これらの記号名のRBは「米ぬか」の英語名(Rice Bran)の頭文字で、FやAは、その米ぬかをいろいろに分離した分画の順番なのだそうだ。([17] p64)
 いわゆる、実験時の仮称のままだという。

 その分画の手順も詳しく記されていますが、かんたんにまとめると、Aはいろいろ処理した後のアルコール不溶性の沈殿物([17] pp64-65)で、Fは脂肪酸とタンパクの性格を有する分画([17] p65)ということだそうです。
 RBAは分子量が約100万ほどの多糖類で、α-グルカンの構造を持っており([17] p65)身体の免疫機能を賦活(ふかつ、活力を与えること)するということです。
 RBFはがん細胞が生きていくために必要なエネルギーを熱に変えてしまい、無駄に使わせることで、エネルギーを補給できなくする([17] p3)のだそうです。
 このような、世界初の発見が、なぜ、薬になって広まってゆかなかったかというと、ちょうどそのような取り組みをしていたときに、バブルがはじけて、資金提供していた製薬会社が撤退してしまったのだそうです。
 ここで薬が完成していれば、著者は経済的にも社会的にも大きな評価を得られていたことでしょう。ノーベル医学賞という可能性もあったはずです。
 でも、そうはならなかったし、大学も(歳とって)退官したので、せめて、これらの成果を本にして、知識だけでも残しておこうと。

 抗がん成分RBAとRBFを溶出して炊くためのコツ

 私は19歳のころから、玄米食を食べてきました。
 しかし、大学生活や、地元に帰ってからの教師のころや、田舎を出て都会暮らしをして生活していた40歳代のころは、ほとんど、間欠的にしか玄米を炊いて食べることはしてきていません。
 そうして、私は精神を病み、この現代社会でのストレスにうまく対応できないで、「波乱万丈」という四字熟語があてはまる、人生の「波」に流されてきました。
 50歳の少し前、東京での地質調査の会社で(多くの仲間とともに)リストラされ、尻尾を巻いて故郷に戻り、そこで就いた仕事のころ、ようやく玄米食になじむようになり、都市生活でしみ込んでいた生活習慣病の要素を落とすため、水を2リットル飲んでの半日断食や、肉食断ち、魚や豆と野菜中心の食事を続けました。
 このときの成果はめまぐるしく、春の検診で見つかっていた「成人病」(現、生活習慣病)の要素が、秋の検診で、すべてなくなってしまっていました。
 この秋の検診で、体脂肪の数値が、健康な幅の下限を大きく下回っており、これでは「マイナス10度にもなる、信楽の冬は越せない」と、すこし手を抜くようにしたことを覚えています。
 それから10年ばかり経過しています。
 この間に、いろいろな仕事をすることになりましたが、最近の3年ほどの仕事として、夜専門の仕事や、(1週間以内での)昼夜交代勤務といった、身体のコンディションを狂わせるものをせざるをえないときがあり、このころ、歯茎の奥にのう胞を生み出し、精神的にも、かなりキレやすい状態だったと思います。
 健康診断のときの採血されたものを見て、うわぁ、どろどろになっている、と自分で思いました。顕微鏡で見るまでもありません。10年前のころの血液は、もっとさらさらしていました。
 1昨年の夏に、母方の実家を守っていた伯母が亡くなり、遺言で、その家を私が引き継ぐこととなりました。しかし、そのためにすることがたくさんあって、とても、仕事を続けていたら不可能なことなので、お金はあまりなかったものの、土地と家とが自分のものとなれば、これまでより少ない生活費でやってゆけます。
 こうして、私は一人で暮らしてゆくこととなり、まず土間の厨房を、木材を買ってきて自分で直し、ほとんど廃墟状態の風呂を直し、手つかずのままほおっておかれた、裏の「離れ」に電話回線を引いてインターネットを使えるようにしてから、そこを自分の居場所として住み始めました。
 テレビは見ず、新聞もとらず、大きな冷蔵庫の中は空にして、一人暮らしの若者などが使う小さな冷蔵庫を使うだけで、しかも、台所に網の四角い籠をつるして、冷やさなくてよい食材などを、もっぱらそこに入れ、どんどん使うという生活パターンでやってみれば、1ヶ月の電気代が2000円くらいしか、かかりません。
 このような生活の中で、生活費を稼ぐ必要もあったため、ゴブリンアイズというソフトを世の中に出してゆこうとしてきたわけです。
 食事はどうしているのか、と聞かれたこともありますが、私は調理師免許も栄養士免許も持っていませんが、おそらく取ろうと思えば、とれるだけの知識や技術は持っています。
 パンを焼くことにはまっていたり、燻製に凝ったり、発酵食品の「実験」なども、どんどんやっていました。カレーやチャーハンの「研究」や、駄菓子の制作に打ち込んだこともあります。
 おしゃべりが過ぎているようです。
 このようにして生活していたので、主食はもちろん玄米食でしたが、せっかくの玄米食なのに、抗ガン成分を利用できてはいなかったのです。

 「がん患者は玄米を食べなさい」[17] を読むと、著者は、はじめ、玄米の「ぬか」から、ガンに有効な成分を見出そうと、実験を行ったのだそうですが、うまくいかなかったそうです。
 「最初の玄米実験で、みごとに失敗」([17] p62-64)という「節」に、そのことが記されています。

 米ぬかの熱水抽出液では、まったく、抗がん効果が表れなかった([17] p63)

 このときの失敗で著者は抽出実験をやめてしまわず、次の展開となる知識を追い求めました。

 昔から言い伝えられている病人食のなかに、「玄米粥」なるものがある([17] p63)

と知り、「玄米を炒ってから煮るという方法」([17] p63)のことへと向かっていったのです。
 このような、ひとつの「手がかり」をたどって、抗ガン成分としてのRBAとRBFの発見を行ったそうです。そのような実験の具体的な手法や結果の紹介もされています。ここのところは専門書レベルです。啓蒙書として読んでいるひとは、ざっと眺めておいてください。
 そして、のこりの部分も読まずに飛ばしていいですから、巻末のところにある、「がんに効く 玄米ご飯の炊き方」というところ([17] pp110-113)を、隅から隅まで読んでください。
 ここのところに、重要なコツ、つまり、抗がん成分RBAとRBFを溶出して炊くためのコツが説明されています。
 本の著作権にかかわることなので、ここのところは、あまり詳しく引用しませんが、そのコツの要点は、玄米を軽く洗ったあと、ザルで水切りし、中華鍋やフライパンに移し、強火で(5〜6分)乾煎りしてから、炊飯器や圧力釜に移して炊くというところです。
 このようにして「乾煎り」することによって、玄米の細胞膜に入っていたRBAやRBFが溶出してくるのですが、玄米を、そのまま水で洗っただけで炊いたのでは、これらの抗ガン成分は、玄米の皮と一緒に排出されてしまうわけです。

 まあ、私は、田舎に引っ込み、自然食に近い食生活で、これまでガンになってきませんでしたので、玄米の抗ガン成分も必要なかったわけですが、私と同世代の人で、都市生活を続けていて、外食や不自然食の世界にどっぷりとつかっているのなら、ずうっとずうっと、ガンになる可能性が大きく、その因子もたくさん取り込んでいるはずですから、玄米食を試みるというとき、この「乾煎り」してから炊くというところは、忘れないで実行してほしいと思います。

 あとがき

 ガンの新薬オプジーボを使って、薬任せ、医者任せで、ガンに立ち向かってゆくという方法もあるかもしません。
 しかし、私には、そのような資金はありません。
 でも、玄米を「乾煎り」してから炊くという、この方法では、ただ、手間がたくさんかかるというだけのことです。
 それで、どれだけ効くか、というのは、人によって、ガンによって、いろいろだと思われます。
 でも、誰かに、お金をたくさん払って、任せる、ということではないのです。
 私だって、医者ではありませんし、この著者のように、自分で実験して確認したというわけではありません。ただこのようなことが見つかっている、ということを紹介しているだけです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, February 7, 2017)

 参照資料

[1]「長生きしたけりゃ パンは食べるな」、フォーブス 弥生(著)、稲島 司(監修)、SBクリエイティブ株式会社(刊)2016-11-15
[2]「いつものパン」があなたを殺す、Grain Brain、デイビッド・パールマター&クリスティン・ロバーグ(著)、白澤卓二(訳)、三笠書房(刊)2015年1月
[3] 小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)、Dr. ウイリアム・デイビス(著)、白澤卓二(訳)、日本文芸社(刊)2013-7-10
[4] 白米中毒、白澤卓二(著)、アスペクト(刊)2013年2月5日
[5] 食べ物を変えれば脳が変わる、生田 哲(著)、株式会社PHP研究所(刊)2008-10-29
[6] 薬をやめれば病気は治る、岡本 裕(著)、株式会社幻冬舎(刊)2013-3-30
[7] ウィキペディアの「薬害」
[8] 連載 薬害事件ファイルE 陣痛促進剤(子宮収縮薬)
[9] 薬害エイズの前史(3) クロロキン事件
[10] ソリブジン事件からの教訓
[11] コエンザイムQ10のウソホント
[12] クラビット500mg(レボフロキサシン)が効かない病気は?副作用はあるの ...
[13] あの世飛行士、木内鶴彦×保江邦夫(著)、株式会社ヒカルランド(刊)2014年7月31日
[14] 「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み、木内鶴彦(著)、晋遊社(刊)2014年6月6日
[15] 「ガンを消す食事 完全レシピ166」、済陽高穂(監修)、主婦と生活社(刊), 2014-2-3
[16] 「日本人だけ なぜ、がんで命を落とす人が 増え続けるのか」、済陽高穂(著)、主婦と生活社(刊)、2007年12月31日
[17] 「がん患者は玄米を食べなさい」、伊藤悦男(著)、現代書林(刊)、2009年3月16日

 

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