RaN346 避けよう 体を壊す 10大食品添加物

黒月樹人(◇田中タケシ)@黒月解析研究所

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 ガンで死んでしまった友人

 先日、故郷に戻って話していたら、すでに友人の一人が、2年程前に、ガンで亡くなっていることを知りました。
 かつて、同じ仕事場で働いていた友人です。
 小学生のころ、いっしょに草野球などをしていたので、いろいろな思い出があります。
 すっかり忘れていましたが、彼によれば、そのころ私は、近所の年上のお兄さんの腕にかみついたのだそうです。体力的には大きな差もあったので、何かくやしいことがあって、そうしたのだと思います。
 同じ仕事場で働いていたころ、私たちは陶器の風呂を作っていました。
 彼は「ろくろ」を使えるほどの優れた技術者でしたが、私の風呂づくりの腕を、「タケヤンはタフだ」と評価してくれていました。タケヤンというのは、私の子供の頃の呼び名です。50歳代になっても、彼は私のことを、そう呼んでいました。
 社長が私に、社長の家の庭仕事のために時間を作れと言ってきたとき、一緒に仕事をしていた彼が、心臓の病で入院していたので、今、(会社の仕事は)それどころではありませんよ、と言った私のことが気に入らず、(社長は)私をリストラしたのでした。
 後日、町で彼に会ったとき、俺も辞めた、と言っていましたが、彼は何も辞める必要はなかったのに…

 「体を壊す 10大食品添加物」[18]

 ガンになってしまってからでも、体の免疫を活性化させて、そのガンを消すということが、ひょっとすれば(ある条件のもとで)可能なこととなりつつあります。
 もちろん、人によって、ガンの程度によって、それは無理なことかもしれません。
 でも、現代科学が推奨する、抗がん剤の効果も、たいしたものではないにもかかわらず、高額のお金を必要とします。
 いったい私たちは、どうすればよいのでしょうか。

 ところで、もっと前の段階でなら、私たちには、まだまだやれることがあります。
 それは、ガンにならないようにする、ということです。
 「体を壊す 10大食品添加物」[18] のプロローグのなかで、著者は「がんの原因」について、次のように説明しています。

 がんの原因は、放射線、ウイルス、化学物質であることが分かっています。それらが細胞の遺伝子を突然変異させ、その結果として正常細胞ががん化してしまうのです。([18] p16)

 だとしたら、これらの原因を、できるだけ退けてゆけば、がんにはならないはずです。
 ところが、これが簡単なことではありません。
 がんになってしまうほどの放射線をあびるというのは、稀なケースです。
 ガンウイルスがいったいどのようなもので、どこにいるのかということ、あまりよく分かりません。
 でも、化学物質なら、どこにでも見つかります。
 [18] のプロローグには、次のように示されています。

 (食品)添加物のほかにも、残留農薬、合成洗剤、抗菌剤、殺虫剤、香料、揮発性有機化合物(VOC)、トリハロメタン(水道水中の有機物と消毒用塩素が反応してできる)、ダイオキシン、排ガスなどなど([18] pp16-17)

 このことを、まるでDVDの「バードマン」のように、空高く浮かんで、少しばかり空を滑空しながら眺めたあと、再び地上に降り立って、ごみごみとした(世界)劇場の、舞台裏へと舞い戻ってみると、言いようのない怒りの念がこみあげてきます。
 いったい誰が、こんな世界に、私たちを閉じ込めたのでしょうか。
 ああ、それは、私たち自身なのかもしれません。
 私たち自身が、目をつむって走りまわっている間に、こんな世界になってしまった。
 あなたも、あなたも、そして、その隣のあなたも、誰一人「観客」ではいられないのです。みんな、この、世界劇場の「舞台裏」で、これらの「汚れ」と「毒」が満たされた、プールの中を泳ぎまわっているのです。

 それでは、せめて10品目に絞り込んだ、著者の意図をくんで、これらの食品添加物の内容について、かんたんにまとめておくことにしましょう。

 (1) 亜硝酸ナトリウム

 亜硝酸ナトリウムは「明太子」が黒く色づくのを防ぐ目的で添加されています。
 疫学調査により、「明太子やたらこなどの塩蔵魚卵」と「胃がん」とに、強い相関があることが調べられました。
 このような現象についての説明もあります。

 塩分濃度の高い食品 → 粘液を溶かす → 胃粘膜が胃液のダメージをこうむる → ダメージを受けた胃の細胞が分裂しながら再生する → 食べ物といっしょに入って来た添加物が分裂中の細胞に作用する → 分裂と再生の何かが狂ってがん化する 

 このようなストーリーの中で、亜硝酸ナトリウムが、たらこに含まれているアミンという物質と反応して、ニトロソアミン類という、発がん性物質に変化する、ということのようです。
 このようなことは、動物実験で確認されているそうです。
 このようなことから始まって、いろいろな食品に亜硝酸ナトリウムが使われていることへ、説明が展開してゆきます。

 (2) カラメル色素

 カラメル色素には4種類の分類があります。
 この分類はちょっと複雑ですが、基本的なカラメルTに対して、精製過程で亜硫酸化合物が加わったものがカラメルUです。
 カラメルTアンモニウム化合物が加わったものがカラメルVです。
 カラメルT亜硫酸化合物アンモニウム化合物が加わったものがカラメルWです。

 これらの中でアンモニウム化合物が加わったカラメルVカラメルWにおいて、このアンモニウム化合物が変化した副産物として4-メチルイミダゾールができますが、これに発ガン性があることが確認されたということです。

 この4-メチルイミダゾールは、その化学構造が、DNAのシトシンとチミンという塩基に似ているので、それらと置き換わることにより、DNAがおかしくなって、がん化するのだろうと推定されています。

 ここでは、カラメルTカラメルUについては、それほど毒性は認められていないと注釈されていますが、区別できないので、全体的に避けるしかないようです。

 (3) 合成甘味料

 カロリーオフ飲料というものがあります。
 これはただの水ではなく、それなりに味つけがしてあって、甘みもあります。
 しかし、砂糖で甘味を出してはカロリーオフとはなりません。
 だから、これらの甘味は合成甘味料なのです。
 アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムだそうです。

 2008年にイタリアで行われた動物実験で、アスパルテームによって、白血病やリンパ腫の発生が認められたそうです。
 スクラロースとアセスルファムカリウムについては、このような実験結果は示されていませんが、体内で代謝されずにいるため、ぐるぐる巡って、異物として肝臓や腎臓にダメージを与えると、危険視されています。
 これらについての動物実験で問題があったことも記されています。

 このようなカロリーオフ飲料を、あえて飲むよりは、いさぎよく砂糖の入ったカロリーオン飲料を飲んで、余分なカロリーを取り込んだとしても、それを活動などで使ってしまったほうが、自然なことであると考えられます。

 (4) 臭素酸カリウム

 臭素酸カリウムは、ネズミを使った実験で、肝臓に腫瘍を、腹膜にがんを発生させることが分かっているそうです。まさに、発がん性物質です。
 ところが、これがパンの味覚に(良い意味で)影響するというので、使われているのだそうです。微量であり、かつ、焼成過程で分解されてしまう、という理由がついて、です。
 ここのところの「物語」には、紆余曲折がたくさんあって、「パンメーカー」と「消費者団体」とで、攻防がたくさん行われてきたそうです。
 その「パンメーカー」と、今でも使われている製品名が明らかにされています。

 (5) タール色素

 現在日本で認められているタール色素は12品目あります。
 これらについては、いろいろと問題があることが述べられています。

 (6) 防カビ剤のOPPとTBZ

 OPPとは、オルトフェニルフェノールで、TBZはチアベンダゾールという化学合成物質だそうです。いずれもガンなどの危険な症状を引き起こすことが認められており、以前は禁止されていたのだそうです。
 しかし、外国産の柑橘類の防カビ剤として使用されており、その外国の圧力で、日本の厚生省が認可したそうです。
 もし、認可しないのなら、「貿易摩擦」で、車などの日本製品が、それらの国に輸出できないことになってしまうからだそうです。

 (7) 次亜塩素酸ナトリウム

 次亜塩素酸ナトリウムは、プールの消毒に使われている化学合成物質です。
 カビキラーやハイターの主成分でもあるそうです。
 これらが、まな板の消毒に使われることがあっても、水で洗い流されるわけですが、ある種の食品において、製造過程で消毒のために使われ、それが残留していることがあるそうです。著者は、これの味に敏感なので、このことに舌が感じたら、それについての調査をして、いろいろな問題点を明らかにしています。

 (8) 亜硫酸塩

 亜硫酸塩はワインの酸化防止剤として使われています。
 これについては、人間のほうの、敏感さや鈍感さが様々で、症状が出る人と出ない人がいます。
 また、甘納豆や干し杏の漂白剤として使われています。
 これらについての害毒についての説明も記されています。

 (9) 安息香酸ナトリウム

 安息香酸ナトリウムハは栄養ドリンクなどの清涼飲料水に含まれているそうです。
 安息香酸ナトリウムは、毒性が強く、細菌、カビ、酵母などの、いろいろな微生物の繁殖を抑える力があるそうです。
 さらに安息香酸ナトリウムは、ビタミンCと反応して、人間に白血病を起こすことが明らかになっている、ベンゼンに変化するそうです。

 (10) サッカリンナトリウム

 サッカリンという名前は、私たちのような世代の人間には、懐かしい名称です。
 子供のころのお菓子などに使われていたはずですが、やがて、発がん性があるので禁止されたと思っていました。禁止されたのは1973年の4月だそうです。私が19歳の頃ですか。
 ところが、そのときの実験では、サッカリンに含まれていた不純物が、がんを発生させたという説が有力になって、使用禁止が解かれたということだそうです。
 このように、評判が悪いものですので、現在、あまり使われていないそうですが、歯磨き剤に使われているそうです。
 私は別の本から学んで、現在、歯磨き粉(練ったものも)をまったく使わずに、歯ブラシと水(と唾液)だけで、歯を磨いています。そのほうが、うまく磨けるし、歯茎へのブラッシングも長く行えます。
 X線画像を撮影してもらってゴブリンアイズで解析し、歯茎の奥に弱い部分があることが分かっているので、このことを意識しながら歯磨きをしていますが、どうやら、ここのところ、その内部がよくなってきていると感じられてきました。
 食べるものや生活習慣にも注意して、歯磨きもうまくやれているので、次回のX線撮影が楽しみです。きっと、歯茎の骨がきちんと回復していることでしょう。

 あとがき

 あまり詳しく述べると、長くなってしまいそうなので、できるだけ簡単にまとめるようにしました。
 たらこや明太子は大好きだったのですが、これからは、色づけしていないものを探して食べようと思います。
 何も知らずに、輸入かんきつ類の皮を使ってピール(砂糖漬け)を作って食べていたのですが、あの苦みが、やはりよくなかったようです。ちなみに、日本産のかんきつ類を道の駅などで見つけてピールを作ったところ、苦みのないものが出来ました。
 市販されているパンは、どうしてあんなに、いつまでも柔らかいのかと、疑問に思っていたのですが、その理由が分かりました。
 現代小麦のグルテンの害についての問題がありますので、もうパンは食べませんし、まったく作りませんが、グルテンが(ほとんど)含まれていない純粋なライ麦パンは、また、ぜひ作りたいものです。
 このような知識が、以前から知られていたのですが、多くの人は、これらに注意せず、スーパーやコンビニで、どっさりと買い込んでゆきます。
 それらの商品の中から、安心して食べられるものを探すのは、なかなかたいへんなことになってきました。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, February 8, 2017)

 参照資料

[1]「長生きしたけりゃ パンは食べるな」、フォーブス 弥生(著)、稲島 司(監修)、SBクリエイティブ株式会社(刊)2016-11-15
[2]「いつものパン」があなたを殺す、Grain Brain、デイビッド・パールマター&クリスティン・ロバーグ(著)、白澤卓二(訳)、三笠書房(刊)2015年1月
[3] 小麦は食べるな! 原題WHEAT BELLY(小麦腹)、Dr. ウイリアム・デイビス(著)、白澤卓二(訳)、日本文芸社(刊)2013-7-10
[4] 白米中毒、白澤卓二(著)、アスペクト(刊)2013年2月5日
[5] 食べ物を変えれば脳が変わる、生田 哲(著)、株式会社PHP研究所(刊)2008-10-29
[6] 薬をやめれば病気は治る、岡本 裕(著)、株式会社幻冬舎(刊)2013-3-30
[7] ウィキペディアの「薬害」
[8] 連載 薬害事件ファイルE 陣痛促進剤(子宮収縮薬)
[9] 薬害エイズの前史(3) クロロキン事件
[10] ソリブジン事件からの教訓
[11] コエンザイムQ10のウソホント
[12] クラビット500mg(レボフロキサシン)が効かない病気は?副作用はあるの ...
[13] あの世飛行士、木内鶴彦×保江邦夫(著)、株式会社ヒカルランド(刊)2014年7月31日
[14] 「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み、木内鶴彦(著)、晋遊社(刊)2014年6月6日
[15] 「ガンを消す食事 完全レシピ166」、済陽高穂(監修)、主婦と生活社(刊), 2014-2-3
[16] 「日本人だけ なぜ、がんで命を落とす人が 増え続けるのか」、済陽高穂(著)、主婦と生活社(刊)、2007年12月31日
[17] 「がん患者は玄米を食べなさい」、伊藤悦男(著)、現代書林(刊)、2009年3月16日
[18] 「体を壊す 10大食品添加物」、渡辺雄二(著)、幻冬舎(刊)2013年3月30日

 

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