RaN358 二酸化炭素による地球温暖化では 地球は滅びない

黒月樹人(◇田中タケシ)@黒月解析研究所

ランダムノート2017ブランチページへもどる

 「美しい星」[1] の現代化にはミスがある

 ある日私は、履き古したエドウィンのサンダルの底に穴が開いてきたので、代わりを探して、この街の、いくつかの大規模スーパーの、ほとんど2階にある、靴売り場をチェックしていました。昨年買ったはずの店は、もう、そこから撤退していたので、代わりになりそうなものはありませんでした。
 3軒目のスーパーの2階からエスカレーターで降りると、目の前に本屋があります。その書棚の一角に、三島由紀夫(著)の「美しい星」の新潮文庫版がありました。もうすぐ、それの映画が公開されるので、出演者たちの写真がカバーになって、目立つところに置かれていたのです。主人公はリリー・フランキーですが、その娘として橋本 愛が出演しています。この本を買って読んでみると、父親は火星人として目覚め、娘は金星人であると自覚しています。娘の美貌が、小説のあちらこちらに語られていて、なるほど、これは、橋本 愛に演じてもらうしかないだろう、と、納得してしまいました。
 三島由紀夫の事件は、私が何歳のころだったかは忘れましたが、テレビでニュースとして見た覚えがあります。
 その三島由紀夫が「空飛ぶ円盤」の研究会のようなものにも参加していたことを知りました。そしてなにより、地球人として生活している人が、「自分は、ほんとうは火星人なのだ」と思い込んでしまい、世界平和のための活動を始める、というストーリーの小説を書いていた、というのが、驚くべきことでした。
 かつて私も、ほんの短い小説のようなものを書きためていた頃があったのですが、その中に、地球人ではない視点から、この星のいろいろなことを語ったものを作っていました。
 私のホームページの中に「思考言語のアイディア」というものがありますが、あるとき私は、これは他の星では普通にあるものだが、この星(地球)では、まだ存在していないので、私が導入してみようと思った、ということを、ふと、考えたことがあります。しかし、これは単なる思いつきで、根拠のあるものではありません。
 「美しい星」へ戻って、この本の中で、橋本 愛が演じることになる、娘の暁子は、ソビエト連邦の核実験について、当時のフルシチョフに英語で手紙を書いて送っています。アメリカの代表がケネディのころです。そのころ私は小学生でしたから、そんなに深刻に考えていませんでしたが、当時の大人たちは、この星が核戦争で滅んでしまう可能性について、深く感じ入っていたことでしょう。大江健三郎や阿部公房の小説にも、このような問題に取り組んだものがあります。
 「美しい星」の中で、日本人の家族が「空飛ぶ円盤」を見ることにより、あるいは、テレパシーかチャネリングによって、その出現情報を知ることにより、地球人となる前の、火星人や金星人、あるいは水星人であったことを自覚するというのは、バシャールやセスなどの情報が広く知られるようになった現代の状況なら、そんなに不思議なことではないかもしれません。
 また、ケネディとフルシチョフの時代に、地球の空に「空飛ぶ円盤」が数多く現れたのは、地球が核兵器を持ったことを知って、その警告のために現れた、という情報もあります。
 そのようなわけで、当時の地球人の中に、「美しい星」の家族のような、核兵器廃絶の訴えをすべきだと目覚めた人たちがいたとしても、これは、ほぼ自然なことのように思われます。
 ところが、この小説を、現代の状況に置き換えて映画化しようと考えたとき、東西冷戦の危機に大問題であった核兵器の問題を、「地球温暖化の問題」へと置き換えたということですが、ここに大きなミスがあります。

 地球温暖化の予言は、まったく外れてしまっている

 「地球温暖化」と「嘘」で検索してみると、テレビの番組(「ホンマでっか」2017年1月4日(水)19:00からの放送)で、環境評論家・武田邦彦先生が「地球温暖化が嘘だと言うことが明らかになる」と発言したそうです。
 少し調べてみると、武田先生は2008年04月07日の日付で「温暖化の懐疑論」というページを書いています。
 これらの情報に先立って、私は、次の本を読んでいました。
 「二酸化炭素 温暖化説の崩壊」[2]
 この本の勧めで、次の本を図書館で探し、読みました。
 「正しく知る 地球温暖化」[3]
 [2] の著者、広瀬 隆氏は、「エネルギー問題」などについて本をたくさん出している「作家」なのだそうですが、[3] の著者、赤祖父 俊一氏は、正真正銘の気候学者で、この「地球温暖化の問題」については、アメリカの議会に呼ばれたり、温暖化のバリ島での会議にも呼ばれたけれど「ことわった」とか、これにかかわる科学者としての意見を述べておられます。
 [2] に比べ [3] は本格的な科学者によるものなので、かなり厳格な資料構成と、その説明が続き、ちょっとむつかしいものとなっています。
 [3] における、主要な論点は、次の事実から構成されています。

 [A] 大気中の炭酸ガスの量が急速に増加しはじめたのは1946年頃から([3] p75)
 [B] (地球の気温変化は)1900年頃から直線的に上昇し、その直線的上昇の上にポジティブとネガティブの変化が乗っている([3] p77)

 これらの事実から、「二酸化炭素(炭酸ガス)の増加」[A] によって、「地球の温暖化」[B] は説明できない、と論じられているわけです。
 「地球温暖化」と「二酸化炭素」を結びつけて、世界中を混乱させたのはIPCC(国際気候変動パネル)という組織だそうです。
 [3] には、IPCCに関する批判がいくつも記されています。その中に、次の [C] の一文があります。

 [C] IPCCの最初の議長は、2020年にはロンドンもニューヨークも水没し、北極圏のツンドラ帯は牧場になると予言していたではないか。([3] p138)

 [3] の本が出版されたのは2008年ですが、現在の2017年になってみると、予言されていた2020年までは、あと3年もありません。
 IPCCの警告じみた予言は、まったく外れています。
 [2] を読むと、このIPCCという組織内部で交わされていたメールがハッキングされて出回り、「地球温暖化」に関する「温度変化のグラフ」において、情報操作が行われたことが明らかになっています。
 [2] や [3] を読めば、「地球温暖化が嘘だと言うことが(2017年に)明らかになる」というのは、ちょっと違っていて、すでに、「2008年から明らかである」と言えます。
 しかし、この問題は、日本の新聞やテレビが、まったく無視して取りあげないので、多くの人には知られていなかった。それが「2017年には取り上げられる」というのが、武田先生の発言の意図だったようです。

 もし北極圏ではなく南極大陸の氷が解けてしまうほど温暖化が進んだら

 [2] や [3] によると、このようなことは起こっていないようですが、もしこんなことが起こったとしたら(SF小説のネタになるかもしれませんが)、私はふと、そのあとの大災害がどのようにして起こるのかという着想を得たことがあります。
 現在の地球の、表層にある大陸などの質量分布が変わったまま、地球が回転してゆくと、その回転モーメントの影響は、地球の中心から離れるほど大きくなりますから、これまでのバランスが狂うことになります。
 そして、このバランスの狂いを調整するために、あることが起こる可能性が生じます。
 そのあること、というのは、大陸そのものが沈んだり、新たな大陸が浮かびあがる、ということです。
 伝説では、アトランティスやムーという大陸があったけれど、何らかの激変が生じて、海の底に沈んでしまったと伝えられています。
 そのようなことの、とてもシンプルな、力学的なメカニズムが存在するのかもしれません。
 でも、2017年になっても、「ロンドンやニューヨークが水没する」気配はありませんし、北極圏や南極の様子も、大きな変化にみまわれていません。
 地球表層の質量分布のバランスは、まだ狂っていないようです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, June 30, 2017)

 参照資料

[1] 「美しい星」、三島由紀夫(著)、新潮社文庫(昭和42年10月30日)
[2] 「二酸化炭素 温暖化説の崩壊」、広瀬 隆(著)、集英社新書(2010年7月21日)
[3] 「正しく知る 地球温暖化」、赤祖父 俊一(著)、誠文堂新光社(刊)2008年7月7日

 

ランダムノート2017ブランチページへもどる