RaN376 信号のない横断歩道でどれだけの車が止まるか
JAF調査で「ダントツ長野県の謎」

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

ランダムノート2019ブランチページへもどる

 高齢者交通安全教室

 (1) 3月6日(水)に「高齢者交通安全教室」が中部コミュニティセンターで行われた。
 区長も参加してほしいという依頼状が届いていたので、参加した。
 このとき参加した高齢者は「百歳体操」の「つづき」として、毎年参加している、と言うことらしい。
 この「高齢者交通安全教室」で、JAFのある調査が取り上げられた。
 これは「信号のない横断歩道に人がいて渡ろうとしているとき、何パーセントの車が止まるか」というもの。全国の県庁所在地などで2か所を選び、JAFの職員が民間人として、実際に横断歩道を渡ろうとして、調査したものらしい。ここ3年ほど、継続して行われている。
 その結果として、全国のトップは長野県で、2017年度は58パーセント。過去2年もトップで、60パーセント台や、50パーセント弱となっている。2017年度の2位は静岡県で、37パーセントあたり。全国平均は8.6パーセント。滋賀県は少し下の8.3パーセント。最下位は栃木県の0.9パーセントだという。ここでは、横断歩道を渡ろうとしても、110台の車が通過してゆかなければ、その横断歩道を渡れないということになる。実際は、それまでに、車の流れが途切れて、渡ってゆけるのだろうが、車はとにかく止まらないのだ。
 滋賀県の8.3パーセントというのは、12台目に車が止まることになる。しかし、信楽の307号線では、もっとひどいはずである。
 これらに対して、長野県では、ほぼ2台に1台の車が停まるという。あまりに違う。
 「高齢者交通安全教室」が終わってから、何か質問はないかと問われたので聞いてみた。

 「長野県の値はあまりに突出していますが、そのようなことが起こるということは、何か特別な理由があるはずです。それについて、警察の方でとらえていますか。」
 「分かりません。」
 「分からないで終わらせているのはおかしいでしょう。なぜ調べようとしないのですか。」

 このあと、自治振興会の役員たちが会場を片付ける作業を進め、警察官3名と私は、部屋の外に出て話した。

 長野県警の答え

 (2) 3月12日(火) 甲賀警察署へゆき話し合った。
 このとき、滋賀県警を通じて、長野県の警察に、その理由について問い合わせてもらうことを依頼した。

 (3) 3月15日(金) 甲賀警察署から電話があった。
 滋賀県警から長野県の県警に問い合わせてもらったところ、「特別なことは何もしていません。滋賀県と同じような、通常の活動をしているだけです」という返答であった。
 このとき私は「実際に、歩行者横断妨害で、何件の取り締まりが行われてきたのかということを、滋賀県と長野県で比較するということ」を主張したが、これについては、再度資料をまとめて、説明にゆく必要があると思い、それ以上追求しなかった。

 考察

 「信号のない横断歩道でどれだけの車が止まるか」というJAF調査で、長野県だけがダントツの結果を生み出しているのは何故なのか。
 この問題は解決していない。
 このあと、私は、この問題の重要性を感じ取り、いろいろな取り組みを行ってゆくことになる。
 この物語は、かなり長くなってゆくことだろうし、実は、それほど簡単なものではないようだ。
  (Written by KLOTSUKI Kinohito, April 14, 2019)

 参照資料

[1] JAF|信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止 ...
[2] みんなのカーライフ ブログ 横断歩行者妨害 検挙数と停止率の関係
[3] 京都新聞の社説

 

ランダムノート2019ブランチページへもどる