R10さんへのお知らせ

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)@ 9621 ANALYSIS

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 R10さんへのお知らせ

 2013年11月17日にスタートダッシュとそれにつづくランニングフォームを指導しましたが、そのとき、私が気づけなかった問題点があるということが、撮影しておいたビデオ画像を1コマずつ写真画像に変換して、分かりました。
 次の図1は「R10さんの指導以前のスタートダッシュのフォーム(上から0歩〜3歩目まで)」です。





図1 R10さんの指導以前のスタートダッシュのフォーム(上から0歩〜3歩目まで)



図2 (上)R10さんの指導以前のスタートダッシュのフォーム(0歩)
(下)M55クラス森田 享選手(三重県)のスタートダッシュのフォーム(0歩)

 何が問題点かと言うと、通常のスタートダッシュでは、スターティングブロックの後ろ側から、スターティングブロックをはなれて、次の1歩目への接地へと向かうのですが、R10さんのばあいは、前の脚から動いています。
 このようなケースもあるというとを、私は考えてもいなかったので、見ていたにもかかわらず、気がつきませんでした。
 前から動かしはじめてもスタートできるわけですが、後ろ脚から動かすときにくらべ、上半身をうまくうごかしづらくなります。恐竜の頭としっぽがバランスをとっているのと同じように、上半身と後ろ脚がバランスをとって、うまく体の線を伸ばせるわけです。
 図2で見比べてください。図2(下)は三重県のM55クラス森田 享選手のスターティグブロックから出る、0歩目と呼ぶフォームです。後ろにある赤色の右脚が、1歩目へと動いており、上半身もうまく前方へと伸びています。
 この問題はかんたんに直せます。スターティングブロックの配置を、左右逆にしてください。ラインから(確か)2.5足長くらいのところに右脚のためのブロックを置き、さらに(たぶん)0.7足長後ろに左脚のプロックを置いて、いままでどおり、ドンで両足でブロックを押したあと、ただちに、左脚を動かして、1歩目へと向かえばよいのです。

 その後

 R10さんの試合における予選レースには間に合いませんでしたが、B決勝に出場できるということなので、上記の問題について説明しました。予選ではスターティングブロックが使えないらしく、あまり違いは無かったかもしれません。
 R10さんは、B決勝のスタート前のスタブロセッティングと試しダッシュの時間に、足の配置やブロックの位置を何度も変えてテストし、けっきょく、左脚が前で、右脚が後ろの設定として、後ろの右脚から動かすことにしたようでした。試合の前に調整して正解を見つけたことになります。次の図3が、その結果です。フォームといい、スピードの高め方といい、すばらしいものでした。




図3 R10さんのスタートダッシュのフォーム修正後(試合での100mB決勝でのもの)

 

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