高速ランニングフォームについてのエピソード(26) 空想タイヤ押し ハムストリングスを強化するための補助運動

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 タイヤ押し

 「タイヤ押し」という補強は、浜名高校(静岡)の高橋和裕先生の指導特集 [1] で紹介されていました。古くからおこなわれている種目だそうです。
 20m押して10mダッシュ×10本×2セット
 おそらく、押すときも、ダッシュぎみに図1のポーズのまま走るのでしょう。
 これも、どうやら、ハムストリングスを強化するための運動のようです。


図1 タイヤ押し

 空想タイヤ押し

 私が思いついたのは、このときのタイヤを空想として、あたかもそこにタイヤがあるかのようにして運動することができるのではないかということです。このような運動を「空想タイヤ押し」と呼ぶことにします。


図2 空想タイヤ押し

 それでは、「タイヤ押し」に比べて「空想タイヤ押し」には、どのような違いがあるのでしょうか。

 @ タイヤが無くてもできる。たとえば、雨の日の廊下のようなところで、外でつかうタイヤを押すことができなくても、このような運動が可能です。
 A 階段でできる。タイヤ押しの姿勢のまま階段を登れば、「空想階段タイヤ押し」ができます。近くにある愛宕山の階段でやってみましたが、ハムストリングスに効きます。これも、雨の日に、校舎の階段で行うことができます。
 B 上り坂でできる。どこかの傾斜地へ行ってトレーニングするとき、タイヤをもって行かなくても、「空想タイヤ押し」なら、かんたんに行うことができます。

 これらの種目をやってみて、やはり、平地では、タイヤがあるほうが、かがむべき姿勢をきちんと保持できるので、やりやすいと思いました。グラウンドにタイヤがあるのなら、負荷にもなりますので、タイヤ押しのほうが効果的だと思います。
 しかし、雨の日の室内や、どこかの傾斜地でトレーニングするときは、距離や本数を工夫して設定するとにより、空想タイヤ押しでも、けっこう効果的に行うことができると思います。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, Jan 21, 2013)

 参照資料

[1] 月刊陸上競技2012年3月号

 

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