高速ランニングフォームのエピソード(58)
XTTY選手による重心の浮かないキックフォーム

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 「ランニングスピード生成の詳細なメカニズム」を調べるにあたっては、XTTY選手のランニングフォームが重要なデータとなりました。解析に用いた3回のRUNフォームの微妙な違いが「ランニングスピード生成の詳細なメカニズム」を解き明かしてゆくための手がかりになったわけです。このような成果をXTTY選手のランニングにもフィードバックして、新たに得られた知識を生かせるとよいと思っていました。
 3月の初めごろXTTY選手と陸上競技場で出会う機会がありましたので、前回のトレーニング(1月)での技術指導における問題点と、新たに分かった技術として、「重心の浮かないキックフォーム」を目指すことの意味を説明しました。XTTY選手は、さっそく、その日のトレーニングにおいて、「重心の浮かないキックフォーム」にチャレンジして、ランニングフォームを改善しようと試みました。
 1月のときのXTTY選手のランニングでは、圧倒的にデルタクランクキックが主流を占めていて、キック軸に沿ったバネを表わす、キック軸速度dGOがもっとも大きくなるところにキックポイントを生み出していました。このようなランニングフォームは、一見すると合理的にも思えるかもしれませんが、キック軸に沿った速度を水平速度へと変換するときの変換比(b/a)が小さなものとなってしまうため、ランニングスピードを高めることがむつかしくなってしまいます。
 これに対して、キックポイントがもう少し重心直下に近いガンマクランクキックでは、キック軸に沿ったバネの最大値を使っていませんが、キック軸に沿った速度を水平速度へと変換するときの変換比(b/a)を大きなものとして利用できるので、ランニングスピードを高める余地が大きくなります。ただし、このような利点が効果をもつのは、「重心の浮かないキックフォーム」にいてであって、「重心の浮くキックフォーム」では効果が激減してしまうのでした。
 1月のXTTY選手の1回目のRUNでは、どちらかというと、「重心の浮くキックフォーム」となっていました。2回目と3回目のRUNでは、スウィング脚の膝下部分を前方へと振り出す、スキップB系の動きを意識してもらったことにより、結果的に「重心の浮かないキックフォーム」に近いものとなっていましたが、意図的に試みたものではありませんでした。また、このとき、必要以上にストライドを伸ばすことにこだわりすぎてしまったようです。
 「重心の浮かないキックフォーム」では、ストライドが伸びることにではなくピッチが早くなることが強く意識されることになります。このような点で、1月における私の指導ポイントは誤っていました。
 XTTY選手はキックポイントを早めに設定したランニングフォームへと変化させようと試みていたようです。1月のころのランニングフォームに比べ、より重心直下に近いところで地面をとらえる感じが表れていました。そして、新たに「重心が浮かないキックフォーム」のイメージを組みこんで走ろうとしました。XTTY選手のトレーニングの中で、身体重心の上下動が少なく、100mの後半でのスピードがよく高まるようになりました。そこで、このような変化を詳しく調べるため、ビデオカメラを準備して、XTTY4とXTTY5の2本のRUNを撮影し、それらを解析することにしました。

 XTTY4のランニングフォームにおける重心高解析


ベータクランクキック dG(dx)=8.01 [m/s] dy=0.18 [m/s]


ベータクランクキック dG(dx)=7.87 [m/s] dy=-0.12 [m/s]


アルファクランクキック dG(dx)=8.74 [m/s] dy=0.90 [m/s]


デルタクランクキック dG(dx)=7.92 [m/s] dy=-1.05 [m/s]


デルタクランクキック dG(dx)=8.40 [m/s] dy=-0.43 [m/s]


ガンマクランクキック dG(dx)=9.22 [m/s] dy=-0.48 [m/s]


アルファクランクキック dG(dx)=8.71 [m/s] dy=-0.43 [m/s]

図1  XTTY4のランニングフォームにおける重心高解析

 キック区間の解析
















図2 キック区間の解析

 キックポイント前後の動きとして目指すべきものは、XTTY4(6)のキック区間のフォームです。ただし、このときのXTTY4(6)のフォームでは、キックポイントあたりの動きのあと、スウィング脚の膝が引きあげられて、かなり鉛直上方へと浮き上がっています。このような動きが良いのか良くないのかは、直ちに判断することができません。次の総合解析でのXTTY4(6)の解析結果では、力が集中できており、スピードアップにつながっています。
 身体重心が浮かないキックフォームとしては、XTTY4(5)のものが、よい特徴をもっています。左下のグラフでの、鉛直成分dyを意味する緑色のプロットパターンが、キックポイントまで0線に沿っており、キックポイント後ただちに負の領域へと変化しています。このときの、キック足のかかとの動きを示すHOL値も大きくなっており、足首の使い方がうまくいっているようです。
 キックポイントの位置としてはXTTY4(6)を、キック脚の動きとしてはXTTY4(5)をイメージすれば、より効果的な動きを生み出せるのではないかと思われます。

 総合解析














図3 総合解析

 XTTY4(6)の総合水平速度グラフのパターンがとてもよいものとなっています。スウィング脚の動きとキック脚の動きがシンクロキックとなって、力の集中を生み出し、スピードアップの効果を生み出しています。
 キック開始時のスウィング脚の太ももがキック脚の太ももの位置あたりに位置して、そこから前方へと振り出されており、相対スウィング速度(S-Bと表示されているdS-dB)の値が5.46 [m/s] となっており、これがいろいろと良い効果を生み出しているようです。上半身の相対トルソ速度(T-Kと表示されているdT-dK)の値も4.45 [m/s] で、これも良い値です。

 キックポイントでの速度ベクトル解析
















図4 キックポイントでの速度ベクトル解析

 下向きの速度ベクトルについての解析は、まだうまく解釈できていないのですが、以前のフォームでよく見られた、上向きの速度ベクトルとはなっておらず、「重心の浮かないキックフォーム」を生み出せていることが示されています。
 この解析においてXTTY4(6)は、水平に跳び出せているように示されていますが、上記の「XTTY4のランニングフォームにおける重心高解析」におけるXTTY4(6)では、鉛直方向での速度変化が大きくなっています。おそらく、そのような変化が「総合解析」でのキック軸加速度比aGO/gのMax=9.3という、かなり大きな値として表れているものと思われます。
 このときのXTTY4(6)のフォームが、さらに洗練されて、さらに、重心の浮かないキックフォームとなってゆけば、水平速度のレベルが向上するものと思われます。

 技術的なポイント

 「重心の浮かないキックフォーム」を意識して走る一日目のランニングフォームとしては、このような動きがよくなぞれているものと考えられます。
 これまでの解析では、水平速度の値が8 [m/s] 台でしたが、今回のランニングにおいては9 [m/s] 台のものが現れました。ここでは示しませんでしたが、XTTY5のランニングについても12歩について解析しましたが、9 [m/s] 台のフォームがありました。ただし、こちらでのフォームはデルタクランクキックでした。解析4歩目から同10歩目まで、「重心の浮かないキックフォーム」として、鉛直速度が0に近いものとなっていました。このように、「重心の浮かないキックフォーム」を意識して走るという課題は、かなりうまくできています。そして、このような取り組みの成果として、ランニングスピードのレベルも向上しています。
 今後の課題として考えられることを次にまとめます。

 (1) 「重心の浮かないキックフォーム」の動きを洗練させ、キック力によって生み出された、キック軸に沿ったスピード(dGO)を、重心水平速度(dG)の向上へとつなげてゆく。

(2) より効率的なガンマクランクキックのフォームが意図的に生み出せるようにする。
 XTTY4のランニングでは、アルファクランクキックやベータクランクキックも生み出されており、これまでの、デルタクランクキック主体のフォームから変化していることがうかがえます。しかし、これらのアルファクランクキックやベータクランクキックは、まだ、あまり効果的なものとはなっておらず、効果的にスピードアップできているガンマクランクキックが、わずかな出現率となっています。
 ランニングスピードを大きなものとするのに効果的なのは、ガンマクランクキック、もしくは、ガンマクランクキックタイプのベータクランクキックです。これらの違いは微妙なものなので、識別できなくてもかまいませんが、アルファクランクキックやデルタクランクキックと、ガンマクランクキックの違いは、意識してゆけば分かるようになります。キックポイントが、「前すぎる(アルファクランクキック)」、「後ろすぎる(デルタクランクキック)」、「ちょうど良い(ガンマクランクキック)」といった感覚としてとらえられるようになります。

(3) スウィング脚の、より効率的な動きを組みこむ。具体的には、後方で跳ね上げ、重心直下をスウィング脚が動くときはダウンスウィングとなるようにし、キック脚の動きとシンクロさせ、スピードアップする。
 図5のKryu(2)でのスウィング脚重心の軌跡がやや下方向かっているのに対して、XTTY4(6)では上に向かおうとしています。このため、身体重心の軌跡も、Kryu(2)では水平で直線状なのに対して、XTTY4(6)ではやや下に膨らんだ曲線となっています。身体重心が水平に動くため、スウィング脚重心がダウンスウィングの動きをするというのは、「ランニングスピード生成の詳細なメカニズム」を知っている状態では、非常に重要なことであるということが分かります。
 もうひとつ気になるのは、身体重心軌跡、スウィング脚重心軌跡、キック脚重心軌跡の位置です。Kryu(2)では、それらの中心位置がほぼ直線上に並んでいるのに対して、XTTY4(6)では、スウィング脚重心軌跡だけが前方へと先行しています。しかし、これは、それほど気にしなくてもよいのかもしれません。


図5 キック支点(拇指球)を固定したときの動き

(4) キック脚でのクランクキックを、膝で曲がった状態で、地面をタイヤのように柔らかく押す。
 図6のKryu(2)のキック脚の動きを参照してください。XTTY4(6)では、キック脚のかかとは大きく動いていますが、地面での支点となる拇指球部分の動きが、Kryu(2)のものより小さくなっています。これは、キック脚の足首によるスナップ動作がうまく行われていないためと見なせます。重心高を固定して、キック脚のスパイク面支点を、できるだけ後方へと動かそうとイメージするとき、最後のひと押しを、足首のスナップ動作でやろうとするのがよいと分かります。
 図6のKryu(2)は桐生祥英選手のもので、XTTY4(6)はもちろんXTTY選手のものですが、ここに示した10の詳細フォームにおけるキック脚やスウィング脚の動きの大きさを見ると、XTTY選手のほうが桐生選手よりも大きく動かしているのです。しかし、ランニングスピードに直結する、キック脚支点(拇指球)の移動幅は、桐生選手のほうが大きなものとなっています。ここのところに、ランニングスピードにおけるテクニックの違いが表れているわけです。


図6 身体重心を固定したときの動き

(5) 空手パワーキックで瞬間的に強くキックするだけではなく、このような動きに続けて、身体重心が前方へと進むようにし、キックの効果がスピードへと変化するようにする。
 強く地面を蹴る動作がランニングスピードを高めるかどうか、統計的にうまく結果が出なかったので、疑問に思っていたのですが、最近、山縣亮太選手のデータについて、ランニングフォーム分類ごとに、水平速度dGとキック軸加速度比aGO/gの関係を調べてみたところ、ガンマクランクキックにおいて、強い正の相関があるということが分かりました。このことから、ガンマクランクキックというシステムにおいては、地面を強く蹴るということ(aGO/g)が、水平速度(dG)を大きくするということが言えます。そのフォームの前後となる、ベータクランクキックとデルタクランクキックでは、まったく相関がありませんでした。これはかなり微妙な問題ですが、山縣亮太選手は、このようなガンマクランクキックで大きなスピードを生み出しています。
 おそらく、空手パワーキックが水平速度へとつながる動きを求めてゆけば、ガンマクランクキックになってゆくのだと考えられます。
 この問題に対して、ここまでのところを記したあと、私はトレーニングにでかけ、このような、「空手パワーキック → 身体重心の前進」という動きができるのかどうかを試してみました。もちろん、私なりのスピードレベルでのことですが、このような動きは、できます。地面を踏みしめる少し前から、意図的に強くキック足を地面へと素早く動かしつつ、力をこめ、そのまま、拇指球部分を後方へと「はらう」動作です。これまで行っていた「空手パワーキック」では、このような、後方への動きを強く意識していなかったため、身体重心を上方へと押し上げてしまい、「重心を浮かせてしまうキックフォーム」となってしまっていました。そのため、強くキックしても、水平速度は高まらなかったのです。ほんの少しのテクニックの違いですが、ここのところが繋がるかどうかで、キックの結果が、まったく逆に作用するということなのです。
 このような動きをマスターするためのドリルについて考えてみました。両脚ともに行うとすると、ただちにランニングスピードとなってしまいます。しかし、片脚は歩くだけにして、他の片脚について、「空手パワーキック → 身体重心の前進」という動きをなぞるドリルは可能です。片脚跳躍走のような動きで、空中にあるべき片脚を歩行状態にすると見なせばよいかもしれません。
 もちろん、可能な人は、両脚ともに行うことのできる、通常のランニング動作の中で、瞬間的な強く速い踏みつけと、それに続く後方への「押し」とを組み合わせてください。これは、私のような鈍足ランナーでも出来ることです。そして、うまくやれれば、それなりに速く走れます。

 ボルゾフの伝記より

 1976年のミュンヘンオリンピックと1980年のモスクワオリンピックの、100mと200mで世界チャンピオンとなった、ソビエト連邦のワレリー・ボルゾフの伝記の中で、速く走るためには、ある重心高にする必要があるということを述べ、そのためのトレーニングとして、ダイバーが用いる重りのベルトを装着して走ることがあるとか。この伝記を読む前だったか後だったかは、はっきりしませんが、私は、鉛をつけたベルトを借りて走った覚えがあります。ところが、ランニングの振動で、鉛を入れた袋のようなものが、ぽんぽんと弾んで、とても走りにくかったのです。それから何度か、そのようなウェイトベルトを、走るのに荷重だけの役目となるように工夫してきました。しかし、「ランニングスピード生成の詳しいメカニズム」が分かり、このとき、「重心が浮かないキックフォーム」というものが重要な意味をもつということが分かってみると、ぽんぽんと弾みそうな鉛ベルトをつけて走っても、上下動を押さえた、ほぼ水平に跳び出すランニングを行えばよいのだということに気がつきました。ボルゾフが述べようとしていたのは、ある重心高を維持して走るということだったのです。つまり、重心の浮かない、また、きょくたんに沈み込まない、ほぼ水平な重心軌跡を保ちながら走るという技術が重要だということだったのです。
 XTTY選手はXTTY4(6)で、標準高のガンマクランクキックでしたが、このときのキック軸加速度比はMax=9.3と、非常に大きなものでした。この一つ前のXTTY4(5)では腰高デルタクランクキックで、一つ後のXTTY4(7)は腰高アルファクランクキックです。すると、間にあったXTTY4(6)では、標準高とはいえ、身体重心を下げざるをえません。ここのところは、ひとたび標準高のガンマクランクキックになってしまったら、続けて、同じくらいの標準高か中腰のガンマクランクキックを続けてしまえば、ここでのキック軸加速度比をきょくたんに大きなものとしないで、キック軸のスピードをもっと効率よく水平速度へと向けてゆくことができるはずなのです。
 そのようなことができにくいというのは、これまで走ってきた感覚とのズレがあるからだと思われます。突然、重心高の低い、ハイピッチのランニングを続けるというのは、むつかしそうです。これについては、トレーニングによって慣れてゆく必要があります。

 速く走れるランナーは天性のピッチ能力を持っているのか

 昔から、速く走れるランナーは、真似できないほどのハイピッチで走れており、それについて人々は、「天性のピッチ」だと考えてきました。つまり、生まれつき速く身体を動かせる神経システムを持っているのだと見なしていたのです。
 1秒間に30コマ撮影するビデオ画像で、1歩を6コマでこなしてしまうランナーが、ハイピッチと呼べます。1歩が7コマなら標準で、1歩が8コマ以上だとスローな動きに見えてしまいます。実は私の1歩は8コマかかっていました。がんばって、スウィング脚をしっかりと折りたたんで速く運んでも、7歩にするのはむつかしかったのです。
 ところが、「重心の浮かないキックフォーム」というテクニックの意味を知り、それを試みてゆくうちに、1歩を8コマかけていた私が、7コマや6コマで走れるようになったのです。なぜかということはすぐに分かりました。水平に跳び出せば、重力の影響で落下してゆきます。すぐに地面が近くなってしまうので、次の脚を出して、身体を支えなければならないのです。このため、空中で休んでいる暇なぞなくなり、しかたなく、ハイピッチで動き続けることとなるわけです。
 つまり、これまでのストーリーは間違っていたのです。速く走れるランナーは、速いピッチの能力を生まれつき持っているから速く動いているのではなく、重心の浮かない水平に跳び出す動きをすると速く走れるということを知っているので、そのようにすると、地面に近づくのが早くなってしまい、しかたなくハイピッチで脚を動かさざるをえなかったのです。だから、これは「生まれつきの能力」ではなく「生まれた後で獲得した能力」なのです。つまり、誰でもハイピッチで走ることはできるのです。そのランニングが速いか遅いかは、もうすこし別の条件を組み合わせてゆくことによって決まることだったのです。

 スピードアップのための4つのポイント(まとめ)

 かなり数多くのエピソードやテクニックについて記してきました。このままでは分かりにくいと思われますので、要点をまとめておきます。
 スプリントランニングで速く走るためのポイントとして、次の4つがあります。

 (A) 重心の浮かない、できるだけ水平に跳び出すキックフォームを目指す。
 (B) 重心直下に近いところでキックポイントをむかえ、地面をすばやく後方へと押すことのできる、標準高から中腰での、ガンマクランクキックをマスターする。
 (C) 空中から強く蹴る動作を始め、地面に力を加えて、それが身体重心の前進へとつながる、「空手パワーキック → 重心の前進」を試みる。
 (D) キック軸速度を(できるだけ早い段階で)大きくする。

 私が若いころ、そして、生徒や学生たちを指導していたころは、(D)についての理解しかなかったと思われます。そして、経験的に効果があったとか、あるいは、強いチームがやっているメニューだからと、理由も良く分からないままトレーニングを進めていました。そのような、暗闇で手探りして進んでいるような状態だったので、生徒や学生の中で、速く走れるランナーはどんどん強くなるものの、速く走れないランナーは、いくら鍛えても速く走れるようにはならなかったのです。本人に素質がないとか、やる気がないとか、勝手な理由づけをして、速く走れないランナーを切り捨てていたのかもしれません。心苦しく、苦い経験をしてきたことを思い出します。おそらく、そのような失敗例のことはできるだけ忘れることにし、うまくいった、ひとにぎりの、速く走れるランナーのことだけを自慢しようとしてきたのです。はずかしいことです。
 上記の(A)〜(D)の要素は、しかるべきトレーニングによって、いずれも改善してゆくことができます。そして、4つの要素を、まんべんなくクリアーしてゆきつつ、限界を定めることがむつかしい、(C)や(D)のレベルを引きあげてゆくことで、速く走ることが、夢ではなくなってゆくはずです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Mar 8, 2014)

 

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