X線画像解析ソフト ゴブリンアイズ(5)「色加味」マニュアル

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)


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 「色加味」ページのスイッチ

 「色加味」ページのスイッチは、解析ページの(向かって)左に、縦長の領域となって配置されていますが、ここでは、いくつかに分割して、図1に並べ、これらについて説明します。

図1 「色加味」ページのスイッチ

 (a) リセット このページの値をデフォルト値にもどします。
 (b) 画像呼出 画像を呼び出すダイアログボックスを開きます。
 (c) 色数 (高分解能ゴブリンアイズ84のとき)色数を7色、11色、15色から選びます。
 (普及版ゴブリンアイズ28のとき)色数は7色のみです。
 (d) 配色カラム これは7ページ分あります。
 (普及版ゴブリンアイズ28のとき)各ページA, B, C, Dの4種類ありますから、7×4=28種類の配色が用意されています。
 (高分解能ゴブリンアイズ84のとき)3種類の色数ごとに、各ページA, B, C, Dの4種類ありますから、3×7×4=84種類の配色が用意されています。
 (e) アポイント 画像をマウスで指定して、その濃淡値を採取し、色加味の適用範囲を決めます。
 (f) 色加味(軟, 中, 硬などの強さ) 色加味解析の、原画像と色加味配色による変換画像との、合成比率を指定して、実行するためのものです。
 (g) 保存 [KEEP]は画像を一時保存(KEEP)します。
 [画像保存]は、「名前をつけて保存する」ダイアログボックスを呼び出します。
 (h) ゾーン ゾーンは、アポイントで指定する範囲を、あらかじめ指定した値で設定するための、クイックスイッチです。6つのスイッチの範囲は、上段左から[0-255], [32-96], [64-128], [96-160], [128-192], [160-224] となっています。これ以外の範囲については、アポイントのところにある帯スイッチで指定してください。

 配色

 [1→] をクリックすると、2ページへ、[←1] だと7ページへと、それぞれ進みます。
 配色カラムの上のほうが濃淡値0に、下のほうが濃淡値255に、それぞれ対応しています。

図2 7ページ分の配色カラム(上段7色、中段11色、下段15色)
(画像をクリック → 拡大ページへ)

  これらの配色において、7色、11色、15色のそれぞれの、各ページにおいて、Aとされているものは、濃淡値のクラデーションが、原画像のものと一致するように設定しました。
 これらの配色によって色づけられた解析画像を、色の強弱解析で「色の強さ」を1に指定したとき、もとの白黒原画像と同じになります。

 次の図3は、7色と11色と15色の様子を見比べたものです。
 このとき上段は4A硬、下段は4B硬となっています。
 この4B硬の配色のところでは、7色の配色カラムを参照して、11色の配色カラムや15色の配色カラムを構成しました。ですから、全体的によく似たものとなっています。これらについて比較すると、7色の色加味解析画像に比べ、11色や15色のものが、より高い分解能のものとなっていることが分かると思われます。
 他の配所カラムのスイッチ位置では、このような対応はとっていません。
 ただし、2Cのところは、アポイント解析の結果を分かりやすく表示するため、色数にかかわらず、すべて赤色だけの配色カラムとなっています。

図3 7色と11色と15色(上段は4A硬、下段は4B硬)
(画像をクリック → 拡大ページへ)

 アポイント解析

 アポイント解析の手順を図4としてまとめました。

図4 アポイント解析の手順

 図4で赤い配色が集まっているところが、炎症を起こしているところだと考えられます。胆のうに近い肝臓に大きな炎症がありますので、そこでアポイント処理をしましたが、右上の黒い部分(胃)の下のところにも炎症らしき部分があります。これはすい臓のようです。
 同じような赤色のゾーンが、胆のうの基部あたりにも見えます。
 このようにして、白黒画像では気づかなかった、炎症部分などを見つけることができます。

 アポイントを使うか、使わないにかに、かかわらず、帯スイッチのところの、適用範囲指定をして、色加味解析をすることができます。

 色加味(強さ)


 3)色加味 のスイッチは上下3段になっています。
 一番上はクイックスイッチで、[軟]、[中]、[硬]の3種があります。
 中段は帯スイッチで、この中をマウスでクリックすると、色加味の強さを任意に変えることができます。
 最下段は 実行スイッチですが、クイックスイッチと帯スイッチも、実行スイッチを兼ねていますので、あらためて実行スイッチをクリックする必要はありません。
 図5は「色加味のスイッチとその効果」をまとめたものです。

図5 色加味の(強さの)スイッチとその効果(3Aによる配色)

 KEEP と保存


 [KEEP] をクリックすると、画面にあるlpBMP[ ] のデータに基づいて、これを外部データとしての KEEP.bmp に書き込みます。このKEEP.bmpファイルは、このゴブリンアイズが閉じられるときに消去されます。
 また、このとき、lpBMP[ ] のデータが、ソフトの内部配列iso[ ] へと書き写されます。
 [保存] をクリックすると、図6の「名前を付けて保存する」ダイアログボックスが現われますので、これを使って、任意の名前とデータ形式で、画面にあるlpBMP[ ] のデータを外部データとして記録することができます。ただし、KEEP.bmpとP.bmpとQ.bmpとG.bmpは、このゴブリンアイズが閉じられるときに消去されますので、これらの名前は避けてください。

図6 「名前を付けて保存する」ダイアログボックス

 ゾーン解析


 上記のアポイント解析における、色加味適用範囲(ゾーン)を標準化したものが、このゾーン解析です。
 次の図7は「(a)全範囲色加味解析画像を、濃淡値幅64で5種類に展開した、(b)〜(f)のゾーン解析」です。

図7 (a)全範囲色加味解析画像を 濃淡値幅64で5種類に展開した (b)〜(f)のゾーン解析

 (a) 全範囲色加味解析画像として、(a) Add7(7Dh) [0-255] を使っています。
 6)ゾーン の帯スイッチの、向かって左上をクリックすれば、初めの状態である、濃淡値範囲[0-255]の画像になります。
 白い帯の中に、幅広のスリットがあるものが、[32-96], [64-128], [96-160], [128-192], [160-244] の濃淡値範囲を指定して、その間にだけ、(a)で使ってある7色を分配するための、クイック・ゾーン・スイッチです。
 はじめに(a)として11色や15色の配色の画像を選べば、その配色が64の幅に押し込められことになります。かなりきゅうくつかもしれません。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, January 18, 2017)

 

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