医療画像解析ソフト ゴブリンアイズ(9)「対照(コントラスト)」マニュアル

黒月解析研究所(9621Analysis)


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 コントラスト機能はたくさんあったのですが

 ゴブリンアイズの前身である、ゴブリンライスやゴブリンクォークには、コントラス機能に相当する解析ページがたくさんありました。
 光核解析は「究極のコントラスト解析」と言ってもよいものです。
 フルーツ解析も、3色独立に、0-255のキャンバス全体を使って、コントラストを強くするものです。
 実は、ゴブリンアイ解析も、「色のかすみ」を取り除くので、コントラスト解析の一種とも言えます。
 だから、画像のコントラストが鈍いとき、これらの解析法のいずれかによって、コントラストを強くすることは可能でした。

図1 太神山の露岩6739と、コントラスト機能をもつ3種の解析

 しかし、いずれも、それぞれに固有の「くせ」のようなものがあって、必要以上に画像の性質を変えてしまいます。
 そこで、原点に戻って、もっと平凡だけれど、かんたんな操作で、安心して行えるような、コントラスト解析のページを用意しておいたほうがよいだろう、と考え、「対照(コントラスト)」解析ページを編集したわけです。
 次の図2は、図1の(a) 原画像(太神山の露岩6739)について、コントラスト解析(6739Cpdnc32)を行ったものです。このCpdnc32というモードは、このページへ移って来た時のデフォルト値となっています。Cはコントラスト解析の記号です。pdnc32については、あとのスイッチやそれらの説明のところで詳しく説明します。

図2 太神山の露岩6739のコントラスト解析(6739Cpdnc32)

 「対照(コントラスト)」ページのスイッチ

 「対照(コントラスト)」ページのスイッチを図3にまとめました。

図3 「対照(コントラスト)」ページのスイッチ

 (a) リセット・呼出・KEEP・保存 青いリセットマーク、画像を呼び出すダイアログボックスを出す[呼出] スイッチ、ソフト内部画像データ配列iso[ ] とKEEP.bmpに画像データを保存する [KEEP] スイッチ、 そして、画像に名前をつけて保存するダイアログボックスを呼び出す [保存] スイッチが、上から順に並べてあります。KEEP.bmp, P.bmp, Q.bmp, G.bmpは、ゴブリンアイズを閉じるとき、一緒に削除してしまいますので、KEEP.bmp画像を残しておきたいときは、KEEP1.bmpなどと名前を変えておいてください。P, Q, G 以外は消しませんので、A.bmpなどでもかまいません。
 (b) TYPE TYPEは p)WEAKと q)STRONG の2種類です。
 実は、これは大分類となるもので、この下位分類として、CUT(ZOOM)の #/32 の下にある、灰色の帯スイッチで、32段階の変化を調整することができます。
 WEAKに比べSTRONGでは、およそ3倍程度のデータを削り取っています。
 (c) SPOT ここには、3種類のコントラスト解析のモード(D&L, Dark, Light)と、1種類の逆コントラスト解析(dull)のスイッチがあります。
 Darkは暗い領域のコントラストだけを強めるもので、Lightは明るい領域のコントラストを強めるもので、D&Lはその両方です。
 逆コントラストのdull は、まさに、コントラスト解析のアルゴリズムを逆方向へと作用させたものです。これには、dark&light の全体にわたるモードしかありません。全体のコントラストが鈍くなります。  (d) BASE これは、コントラスト解析を行う評価基準値をどのようにとるのかということを決めるスイッチです。n)GRAY は濃淡値(かんたんのためgrayと呼んでいます)によるもの。b)BLUE, g)GREEN, r)RED のそれぞれは、b)青, g)緑, r)赤 のそれぞれの色による分布から評価基準値を決めるものです。e)EACHは3色のそれぞれについて個々の評価基準値を決めてゆくものですが、実は、フルーツ解析(Peach)と同じ効果があります。
 (e) OBJECT コントラスト解析の処理を、R, G, B の3色の配色のどれに適用するかを選ぶスイッチです。
 (f) CUT(ZOOM) (f1)灰色の帯グラフと、(f2)青緑赤の3本の帯グラフの2つのケースに分かれます。
 (f1)灰色の場合は、3色の全体に対して、同じ強度が、32/32を1.0として適用されます。すなわち、32分割した細分強度スイッチです。
 (f2)青緑赤の場合は、これらを3つとも指定しなければ、実行されません。これらの色帯スイッチのどれかをクリックすると、灰色帯スイッチの値は0となります。
 図3の(f)の右側の例では、青)32, 緑)24, 赤)12としました。
 このときの実行画像が、次の図4です。青味の強い画像となっています。
 これ以外にも、いろいろな組み合わせで調整することができます。

図4 6739Cpdnc(32-24-12)

 TYPE


 なにか変化をもたせいとも思いますが、理解を深めるため、このマニュアルでは、解析画像のサンプルとしては、上記6739画像だけを用いることにします。
 TYPE には、p)WEAK と q)STRONG の2種類があります。
 ただし、CUT(ZOOM) の #/32 の # を1〜32まで変化させることにより、この強さの下部調整を行うことができます。

図5 TYPE (p)WEAK, (q)STRONG

 (p)WEAKのほうはデータ量の減少はそれほど目立ったものではありませんが、(q)STRONGのほうは、データ量の減少が大きく、まるで光核解析画像(原理的にはほぼ同じ)のようになっています。

 SPOT


 SPOTにおいては、3種類のコントラスト解析のモード(D&L, Dark, Light)と、1種類の逆コントラスト解析(dull)のモードがあります。
 Darkは暗い領域のコントラストだけを強めるもので、Lightは明るい領域のコントラストを強めるもので、D&Lはその両方です。
 逆コントラストのdull は、まさに、コントラスト解析のアルゴリズムを逆方向へと作用させたものです。これには、dark&light の全体にわたるモードしかありません。全体のコントラストが鈍くなります。

図6 SPOT (w)D&L, (d)Dark, (l)Light, (u)dull

 BASE


 BASEとは、コントラスト解析を行う評価基準値をどのようにとるのかということを決めるものです。
 n)GRAY は濃淡値(かんたんのためgrayと呼んでいます)によるものです。
 b)BLUE, g)GREEN, r)RED のそれぞれは、b)青, g)緑, r)赤 のそれぞれの色による分布から評価基準値を決めるものです。
 e)EACHは3色のそれぞれについて個々の評価基準値を決めてゆくものですが、実は、フルーツ解析(Peach)と同じ効果があります。

図7 BASE (n)GRAY, (b)BLUE, (g)GREEN, (r)RED, (e)EACH

 このような、赤と緑と青がバランスよく混ざっている自然光(昼間の太陽による光)のもとで撮影された画像においては、BASEを変えても、あまり違いは生じないようです。

 OBJECT


 OBJECTというのは、コントラスト解析の処理を、R, G, B の3色の配色の、どのような組み合わせの対象に対して適用するか、ということです。

図8 OBJECT (c)RGB, (o)B, (y)GR, (m)G, (z)BR, (k)R, (s)BG

 B(青), G(緑), R(赤)に対して、GR(イエロー), BR(マゼンタ), BG(シアン, アクア)となります。
 ここに示した解析画像は、いずれも 32/32 の値のものです。このときの #/32 の # の数字を減らすことにより、もうすこし微妙な画像を得ることができます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, August 7, 2016)

 

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