「色の強弱」マニュアル

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 月世界のほんとうの色は?(ChMd35)

 「色の強弱」解析ページがいつごろ生まれたのかということは、あまり記憶に残っていません。
 この「色の強弱」解析ページのアルゴリズムは、ゴブリンアイズには含めていませんが、ゴブリンクォーク(2や4)にある「画紋」解析のアルゴリズムを、ほんの少し応用すれば、かんたんに生み出すことができます。
 このことから、かなり初期のころから、これは手元にあったようです。
 しかし、この「色の強弱」解析ページの効果が大きくクローズアップされることになったのは、キメラマインド35の「月世界のほんとうの色は?」あたりから始まる、日本の月面探査衛星(孫衛星かな)「かぐや」が撮影した画像が、きょくたんに色の弱いものだったということの「発見」に基づいています。
 次のページも、これらの疑問について述べています。
 ChMd36 月世界のほんとうの色は?(2)画紋解析

 モナリザ画紋チャート(Mona Lisa Gamon Chart)

 「かぐや」が撮影した月面の画像は、ほとんど白黒画像のように見えていましたが、完全な白黒画像ではなく、NHKがたびたび自慢して番組をこしらえたように、フルカラーのハイビジョン映像だったはずです。
 画紋解析で調べてみると、確かにカラー画像だけれど、色がきょくたんに弱いということが分かりました。
 それなら、「色の強弱」解析ページを利用して、もとの色へと戻すことができます。
 このような手続きを分かりやすく説明するため、モナリザ画紋チャート(Mona Lisa Gamon Chart)というものを作りました。

図1 モナリザ画紋チャート(Mona Lisa Gamon Chart)

 図1の右端が、(本物かどうかは分かりませんが)私たちが通常の光の下で見るモナリザです。左端が完全な白黒画像です。通常のカラー画像の色の強さをCX100とし、白黒画像をCX001(CX000でもよかったのですが)としたとき、それらの中間段階となる、CX010からCX050を作り、それらの「画紋グラフ」を並べました。
 ゴブリンクォーク4までの「画紋グラフ」では、中心軸が対角線となっています。この対角線だけが残るのが白黒画像で、色が強くなるということは、赤や青のプロット位置が、この対角線から離れてゆくということで、判断することができます。
 このようなチャートを準備しておき、図2で示したように、「かぐや」が撮影した「ミンコウスキー(低高度)2」を画紋解析してみると、(下段左端の)「画紋グラフ」のパターンをモナリザ画紋チャートと見比べ、この「ミンコウスキー(低高度)2」の色の強さが、CX020かCX030あたりだということが分かります。
 仮にCX020と見積もれば、モナリザ画像のCX100の状態にするには、色の強さを5倍にすればよいはずです。
 ゴブリンクォークに、このときの原画像を取り込んだとき、それはCX100とみなされます。だから、これの色の強さを5倍にするには、CX500という画像を作ればよいわけです。
 このようにして解析したものが図3です。

図2 「かぐや」が撮影した「ミンコウスキー(低高度)2」の画紋解析

図3 「ミンコウスキー(低高度)2」のCX500再現色

 これは驚きです。月面は灰色の砂漠ではなく、まるで、コケか草が生えているかのような、淡いモスグリーンの色をしていたのです。
 さらにいろいろと調べ、「色紋解析」という技法を使って、これらの色が、地球で観測される「植物が生み出す色」と同じ性質をもっており、「鉱物が生み出す色」とは決定的に異なるということを明らかにしました。
 これは次のページで説明しています。
 月世界のCX500画像と地球植物画像の色紋解析

 月面の色が弱いというのは、なぜなのか、まだ、よく分かっていません。
 アポロ月面探査の画像の中には、地球上のスタジオで撮影されたものとみなせるものがたくさんありますが、中には、本当に月で撮影されたものではないか、と思えるものがあります。
 それらの中に、自然な太陽光の下で撮影された、CX100クラスの色の強さもつものがあります。
 NASAが撮影した宇宙探査の画像には、火星の空が、初期の頃は赤かったのですが、最近では青くなっています。
 衛星タイタンの画像は赤みが強いものですが、木星の衛星などのカラー画像のなかには、太陽光で記録されていると判断できるものがあります。
 意図的に操作されているのか、それとも、大気の薄さなどが起こしている現象なのか、よく分からないのです。

 「色の強弱」解析ページのスイッチ

 「色の強弱」解析ページのスイッチを図4にまとめました。

図4 「色の強弱」解析ページのスイッチ

 (a) リセット このロゴマークはリセットスイッチです。
 (b) 対象領域 色の強弱解析を行う対象領域を選択します。通常は[ 全体 ] としておきます。
 (c) 数値指定 色の強弱のレベルを数値で指定します。原画像をCX100としたときの100の値を1から1000まで変えることができます。「各色の強弱」の帯スイッチで、各色ごとに、1から200まで変化させることができます。
 (d) クイックスイッチ 1から400までのいくつかの数値についてのクイックスイッチです。実行のスイッチも兼ねています。
 (e) 電卓 [2] 数値指定の数字の窓をクリックし、電卓の数字を3桁までクリックして数値を決め、[+] か [-] をクリックして、足したり引いたりすることができます。
 (f) 保存 KEEPは画像データを内部配列のiso[ ] に記録し、外部のKEEP.bmpとして仮保存します。このKEEP.bmpはゴブリンアイズを閉じるときに削除されます。
 SAVEは「名前を付けて保存する」ダイアログボックスを呼び出します。KEEP.bmp, P.bmp, Q.bmp, G.bmp 以外の名前を付けて保存してください。このとき内部配列のiso[ ] は変えません。

 クイックスイッチ画像(CX1000を含む)

 野洲川の川面を撮影した画像について、クイックスイッチとCX400に電卓で500 → [+] としたCX1000で解析した画像を図5にまとめます。

図5 川面の(c) CX100(原画像)に対するクイックスイッチ画像(CX1000を含む)

 色が弱くなってゆく方は予想どおりでしたが、CX400やCX1000では、まるで水面が、油で覆われているかのような色になりました。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, August 8, 2016)

 

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