医療画像解析ソフト ゴブリンアイズ (26) 「猫目(キャッツアイ)」マニュアル

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito @ 9621 ANALYSIS)


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 猫目(キャッツアイ)解析ページ

 色加味解析のページに「キャッツアイ・クイック・スイッチ」を3種類加えましたが、これは、濃淡値の0-255の全幅に色加味解析を加えるのではなく、開始値(changefrom)と終了値(changeto)で制限したある幅(zone)でだけ、色加味解析の配色を分布させ、その前後を黒と白にしてしまうというものでした。
 このときのスイッチは、色加味解析という操作についてコントロールするものですが、ここからヒントを得て、一般のカラーもしくは白黒画像においても、このような制限幅(zone)を設けて、その間で、配色はそのままで、濃淡値を変化させてやれば、どのような画像となるのだろうか、と考えました。
 こうして生まれたのが猫目(キャッツアイ)解析ページです。

 「猫目(キャッツアイ)」解析ページのスイッチ

 次の図1は、「猫目(キャッツアイ)」解析ページのスイッチです。

図1 「猫目(キャッツアイ)」解析ページのスイッチ

 (a) リセット このページでの設定をデフォルト状態に戻します。
 (b) 画像呼出 ビットマップ画像を読みこむためのダイアログボックスを呼び出します。
 (c) モード モードとして、Hard(硬)とSoft(軟)の2種類があります。
   Hard(硬)モードでは、猫目のゾーンの(濃淡値としての値の)前後の区間が、完全な黒と白になります。
   Soft(軟)モードでは、もとの濃淡値と黒、もとの濃淡値と白の、それぞれの平均値の濃淡値となります。ですから、暗いところは、さらに暗くなりますが、
  完全な黒とならず、その部分の描写は残ります。明るいほうも、より明るくなりますが、完全な白とはならず、かすかにグラデーションが残ります。
 (d) タイプ タイプとして、Light(明), Contrast(対照), Dark(暗) の3種類があります。
   Light(明)では、全体が明るくなります。
   Contrast(対照)では、暗いほうが、より暗くなって、明るいほうが、より明るくなります。
   Dark(暗)では、全体が暗くなります。
 (e) ゾーン ゾーンの種類のおおまかな分類として、次の4種があります。
   ゾーンが全体なので何も変化がないもの … a
   ゾーンの前後に暗部と明部をもつもの  … b〜j
   暗部とゾーンのみ           … k〜n
   ゾーンと明部のみ           … o〜r
 ダイアモンドスイッチと帯スイッチを使えば、これらのクイック・スイッチの値には関係なく、任意のゾーンを指定することができます。
 (f) 実行 解析を行い、その結果を表示するためのスイッチです。
 (g) KEEP/SAVE  [KEEP]は画像を一時保存(KEEP)します。
   [SAVE]は、「名前をつけて保存する」ダイアログボックスを呼び出します。

 [1] タイプの違い

 タイプの違いとして、 Hard(硬)タイプ Soft(軟)タイプを作りました。
  Hard(硬)タイプ では、ゾーンの開始値(changefrom)までの、0-changefrom は完全な黒(濃淡値0)です。明るいほうの、ゾーンの終了値(changeto)から白(濃淡値255)までの、changeto-255は完全な白(濃淡値255)です。
  Soft(軟)タイプでは、このような区間の変化を、おだやかなものとしています。

図2  (o)原画像, (a) Hard(硬)タイプ, (b) Soft(軟)タイプ

 [2] モードの違い

 モードの違いとしては、Light, Contrast, Dark の3種類を作りました。
 Light では全体が明るくなり、Dark では全体が暗くなります。
 Contrast では、暗いほうがより暗くなり、明るいほうがより明るくなりますので、コントラストが強くなります。

図3 (o) 原画像に対する、モードの(l) Light, (c) Contrast, (d) Dark

 [3] ゾーンの違い

 ゾーンについては、各種のクイック・スイッチと、自由に設定できる帯スイッチ(左右にあるのはダイアモンドスイッチ)の、2通りの設定方法があります。
 帯スイッチは、その境界値の近くをクリックすることにより、その境界値を変えられるものです。また、左右についているダイアモンドスイッチで、規定値ずつ変化させることができます。
 これらのスイッチは実行スイッチを兼ねています。

図4 ゾーンの違い

 おことわり

 この「猫目」解析ページが装備されているのは、ゴブリンアイズ84のバージョン2.04以降のものだけです。
 普及版のゴブリンアイズ28にはありません。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, January 30, 2017)

 

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