「色加味」リニューアルポイント

黒月解析研究所 & 西尾美術研究所


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 色加味ページのスイッチ

図12 色加味ページのスイッチ

リセット このページのデフォルト値に戻します。解析を切って原画像に戻します。
画像呼出 画像を呼び出すダイアログボックスを開きます。
1) 色 配色数とページとABCDを指定して配色を決めます。
2) 筆 artかmatかを選択します。
3) 猫目型 右上にある青一色のスイッチはデフォルト(off)です。猫目解析を行わなくするときに使います。下の3つは、順に、B&W、B&B、W&Wです。
4) 範囲 帯スイッチとダイアモンドスイッチで、自由に範囲を指定することができます。うぐいす色一色のスイッチはデフォルトで(0-255)の範囲とするものです。下の3つはクイックスイッチです。順に、(48-208)、(64-192)、(80-176)の範囲を指定します。このときの表示ではB&Wのパターンとなっていますが、猫目型を変えることで、このパターンも変わります。
5) レベル 「軟」と「中」と「硬」は、いわゆる、クイックスイッチです。「実行」との間にある帯スイッチで、自由なレベルを指定することができます。ここに「実行」スイッチがありますが、実は、配色数からここまでのすべてのスイッチに、実行のための入力が組み込んであります。色加味解析の実行を無効にするのはリセットマークです。
6) 保存 「KEEP」は画像を一時保存します。「画像保存」は、画像に名前をつけて保存するためのダイアログボックスを呼び出します。

 配色内容

 これまでのゴブリンアイズの「色加味」解析は、7色配色、11色配色、15色配色の3種類でした。
 ゴブリンアイズをリニューアルするにあたって、配色数を減らしてみてはどうか、ということも考え、実際に、そのような色加味解析のアルゴリズムを組み込んでみました。
 しかし、とくに有効な効果は得られません。
 やはり、白黒画像の、微妙な濃淡値の違いから、そこに写っているものの、種類や境界や区別といったものを目指すには、ある程度色数が多くなければならないようです。
 ただし、極端なことを考えて、あまりに色数が多くなると、それらの色が担当する濃淡値の幅(ゾーン)が狭くなります。これだと、色が違うものの、コンター解析と同じになってしまいます。拡大画像においては、コンター解析は能力を発揮しますが、撮影したままの写真のような、解像度の高い画像では、色の領域が見えなくなって、点描の絵画のようになってしまいます。
 そこで、とりあえず、32色配色のアルゴリズムを組み上げることにしました。
 これに合わせて、7色に1色加えて8色配色に、15色に1色加えて16色配色とし、倍倍関係の、8色配色、16色配色、32色配色とすることにしました。
 これで終わりかというと、そうではありません。
 ここからが、試行錯誤と、出来上がったものを鑑賞し、評価して、どのような変化を加えるかという、今から思うと、気が遠くなるような「実験」が始まるわけです。
 これらのプロセスにおけるノウハウは、企業秘密にかかわることですので、詳しく述べることはできません。
 あとは、出来上がったものを見て(そして、できれば、使って)もらうしかありません。

図2 8色配色4B硬(mat)
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図3 16色配色4B硬(mat)
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図4 32色配色4B硬(mat)
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 筆としてのartとmat

 ゴブリンアイズから、いろいろな解析法を引き連れて、ゴブリンアートという、まったく異なった分野(芸術、美術、デザイン、科学など)に適用できるソフトを独立させて、育てあげているときに、色の塗り方として、artとmatの区別をつけることを思いつきました。
 これらをまとめて「筆」(の違い)と呼ぶことにします。
 このmatというのは、いわゆる、ポスターカラーのような、単色で塗ってゆくものです。もとの画像の濃淡値の違いは、いっさい気にしません。もともと暗いところでも、明るい色になることがあります。もちろん、その逆も。つまり、塗り絵や貼り絵、あるいは、ほとんど絵の具を混ぜなくなった、(アルルの時代の)ゴッホの油絵のようなものです。
 これに対してartというのは、もとの画像の濃淡値を保存しながら色を加えてゆくものです。下書きをした後、上から透明水彩で塗ってゆくような感じになります。
 これまでのゴブリンアイズでは、このために調整した、グラデーションキープと呼ぶ配色があったのですが、リニューアル後は、すべての配色において、グラテーションキープのartと、グラデーションフリーのmatとを使い分けることができるようになりました。
 また、artにおいては、あるゾーンの配色を一定にするのではなく、そのゾーンの入口と出口の配色を考慮して、濃淡値の変化にともない、少しずつ色が混ざるようにしてあります。つまり、入口の色が黄色で、出口の色が緑色なら、このゾーンの内部は、変化してゆく黄緑色で着色されるわけです。
 実は、matにおいても、このように変化させることは可能ですが、そうすると、単色で、ある領域をカバーするという、matの狙いから外れてしまいます。
 そのため、ゴブリンアイズでは、これらの中間段階の「筆」(の違い)は、持たないことにしました。

図5 (図3の)16色配色4B硬(mat)のart
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 猫目解析

 猫目解析というのは、画像の濃淡値における中心部分だけをしっかりと見るため、暗すぎるところや、明るすぎるところを、あまり見ないですむようにしようというものです。
 このアイディアは、医療白黒画像の撮影が、おおよそ、見たいところを中心的な濃さ(濃淡値)に入るように、カメラでいうところの絞りを調整して行われているということから生まれています。
 つまり、見たい部分は、暗すぎるところや明るすぎるところから探す必要がないということです。
 このようなことを考慮して、これに応じた配色を、以前のゴブリンアイズでは、いくつか用意しておいたのですが、副次的に猫目解析を組み合わせることで、そのような配色を持っておく必要がないということになりました。
 実験的に組み込んであった、これまでの配色からヒントを得て、猫目解析における、情報を無視するための、黒と白のゾーンで、何もこのような組み合わせだけにこだわる必要はないということに気がつきました。
 そこで、これまで、見たい中心ゾーンの前後を、黒と白(B&W, BW)にしていただけではなく、両方黒(B&B, BB)や、両方白(W&W, WW)というものを加えました。
 このような区別を選択してから、猫目の範囲(濃淡値におけるゾーン)を決めれば、これらの区分に従って、通常の配色の(濃淡値における)前後のゾーンに対応する、画像領域の色がシンプルなものとなります。
 ただし、このような効果がくっきりと現れるのはmatのほうだけで、artのほうでは、濃淡値をキープするという性質のため、違いがはっきり出てくるのは、両方黒(B&B, BB)のケースだけとなります。

図6 32色配色の5D硬(mat)猫目変化前
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図7 32色配色の5D硬(mat)猫目型W&W 範囲(48-208)
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図8 32色配色の5D硬(art) 猫目変化前
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図9 32色配色の5D硬(art)猫目型B&B 範囲(80-176)
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 レベル

 これまでのゴブリンアイズでは、ここのところのタイトルが「色加味」でした。
 ここでは、原画像(O)と完全な色加味画像(A)との、平均合成のレベル(組み合わせの比率)を決めます。
 ではO対Aが3対1です。ではO対Aが1対1です。ではAだけです。O対Aで言うと、0対1となります。
 これらのスイッチの下にある帯スイッチをクリックすれば、これらの中間段階を自由に決めることができますが、そうしてまで微妙に調整する必要はないようです。
 の画像では、かえってよく分からないというときは、でかるく色づけることにより、これまで見慣れてきた白黒画像に、かすかに色がついたときの効果が実感できると思われます。
 このようなレベルによる調整は、artのほうが効果的です。

図10 32色配色5D軟(art)
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図11 32色配色5D中(art)
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図12 32色配色5D中(mat)
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 (Written by KLOTSUKI Kinohito, April 3, 2017)

 

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