C01 喘息なんか、かんたんに治りますよ

田中 毅(TANAKA Takeshi @ 9621 ANALYSIS)

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 本名を使うことにします

 はじめに、かんたんな、おことわりをします。
 このブランチページの中では、これまで使ってきたハンドルネームの黒月樹人を封印し、本名の田中 毅(タケシ)を使います。なぜかというと、ここでは、記してゆくことに責任をもって臨みたいと考えるからです。ただし、他の登場人物については、偽名もしくは(勝手につけた)ニックネームとします。

 喘息(ぜんそく)

 東京で仕事をしていたころ、順調に仕事ができていた頃には、なんともなかったのですが、リストラされて、一日中狭い部屋で暮らすことが日常になってしまったころ、今後のことも考えて、失業手当ももらっていたし 退職金も手つかず だったので、大型自動車免許を取りに行きました。これを終えて、次は牽引免許に挑戦しました。ここでもうひとつ欲張って、大型特殊もとっておけば、さらに仕事の可能性が広がったと思ったのは、何年か経ってからのことです。もっと手近なものとして、フォークリフトの免許をとるのを忘れていました。
 ともあれ、このころ、河原に設けられたコースで運転することが多く、狭く風通しの悪い部屋から出ていたのに、どういうわけか、喘息に悩まされていました。
 夏風邪なのかとも思いましたし、カビなどの胞子やごみのアレルギーか、とも思いましたが、今から思い起こしてみると、それはまぎれもなく喘息でした。
 やがて、東京でこのまま生きてゆく理由が見つからなくなったので、故郷の信楽へ戻り、2つの面に窓があって、日当たりもよい部屋で暮らし始め、喘息はどこかへ消えてしまいました。
 しかし、今考えると、このときの治療に役立った要因は、信楽のきれいな空気ではなかったと思われます。
 なぜなら、その信楽に住み続けていながら(ここは思い違いで、正確には隣町の水口)、再び喘息になったからです。
 今から3年ほど前の夏に、自分で作った天ぷらを腐らせてしまったのに、湯で煮立てれば大丈夫だろうと、食べてしばらくしたら、突然腹痛が始まり、そこで胃薬を買ってきて飲むという判断ミスが重なって、血尿もでる、高熱で動けない、腹痛のため寝返りもうてない、という状態になりました。
 この物語は、すこしはしょります。3日してから病院へゆき、肝臓にこぶし大の炎症があると分かって、「田中さん、とんでもないことが起こっています。即入院です」と担当医に言われました。
 このあとの3週間の入院生活で起こったことは「黒月樹人闘病記」に数多くページがあります。
 これらも飛ばします。
 退院後の1ヶ月後あたりから、何年も忘れていた喘息が始まりました。
 はじめ、これはエネルギー不足なのだろうと考え、車で走っているときなど、コンビニに止めて、パンやチョコレートやグミなどを買って食べていました。
 しばらくは、それでおさまっていたのですが、やがて、その効能がなくなってきたと思っていたとき、たまたま、図書館で玄米を乾煎りしてから炊いて食べると薬効が高まるということを記した本を見つけて、「そうだ、玄米を食べないと」と、さっそく炊いて食べた、その日から、喘息はぴたりと止まってしまいました。
 そのあと、いろいろな本を読んで、喘息がなぜ治ったのかということの理由が分かり始めました。
 もちろんこれは、私だけの理由かもしれませんが、述べておきます。
 東京で一人暮らししていたころや、退院後(このときも一人暮らしでしたが)しばらくしたころは、食生活の影響で、腸内細菌叢が理想的なものではなかったと考えられます。
 東京から信楽に戻ったとき、それまで一人暮らしをしていた母と一緒に暮らすことで、食事のバランスが良くなり、自然と腸内細菌叢もよくなったと考えられます。このとき、母に玄米を炊いてもらって、手作りのおかずとともに、たっぷり食べていました。一人暮らしで老人食気味だった母も、私が食べるものと同じものを、半分程度食べることで、どんどん元気になってゆきました。
 退院後というのは、入院中抗生物質の錠剤を日に3度飲むだけでなく、退院後も、そのペースで飲むようにという指示が出て、けっきょく、腸内細菌叢をめちゃくちゃにされてしまったため、免疫機能が低下して、喘息という形で現れたのだと考えられます。
 玄米を食べたとたんに喘息がきえたのは、玄米の大部分が腸内細菌の餌になることで、腸内細菌叢の状態がよくなり、免疫能力が高まったと理解できます。
 私の場合のキーワードは玄米でしたが、今なら、玄米を食べなくても、何を食べればよいのかということは、よく分かります。食事というのは、自分のためだけではなく、腸内細菌のために摂らなければならないのです。ここで、数多くの野菜などの、食物繊維の意味が生まれてきます。
 このようなことが理路整然として分かってきたのは、ほんのここ数年のことです。
 しかし、現在でも、大きな病院の栄養士さんたちや医師のみなさんは、こんなかんたんなストーリーが理解できないようです。
 今年の1月、検診のため大きな病院へ行って、これまでにかかった病気などについて問われたとき、
 「喘息になったことがありますが、玄米を食べたら、すぐに治りました」
と、あたりまえのことを言っただけだと思ったものの、その医者は
 「ほほう、すごい」
と驚いた様子。
 「喘息なんか、かんたんに治りますよ」
と私。
 それがどれほど特異なことかという表情を見せながら、他にも質問することがたくさんあったので、それ以上は何も聞かれませんでした。
 喘息という病気は、このような病院では、なかなかに手ごわいもののようでした。
 かんたんに治せる薬は見つかっていないのかもしれません。
 でも、薬を使ったら、かえって悪くなるのは見え見えです。
 薬によって腸内細菌もいじめられるし、免疫細胞たちも苦しめられます。
 なすべきことは、腸内細菌や免疫細胞のためになる食事を摂り、健康的な生活習慣を生み出すことだと、私は思っています。まだほかにもありますが、それについては、また別の病気のときに。
  (Written by TANAKA Takeshi, April 19, 2019)

 

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