c20 胆のうガンとの闘い (6) 2019年5月1日〜5日

田中 毅(TANAKA Takeshi @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 私がガンと闘うためにどのようなことをしてきているのかを、まとめます。
 このページは5月1日〜5月5日までの、わずか5日しかありません。
 これまでの病状とは、かなり異なることが起こります
 例によって、メモ様式の日誌に沿って記してゆきます。

 2019年5月1日〜5月3日

 5月1日(水) 6時起床 朝食(ハーブティ、スムージー、具沢山味噌汁) 7時10分 37.4度。この日の朝食後の基礎体温はやや高い。
 8時〜11時 c12 胆のうガンとすい臓がんは、もっとも厄介なガン をまとめ ウェブオン。(ひとしごと こなした)
 12時30分 ゆらら(温泉)へ。入浴前 36.5度 入浴後 75.3キログラム。
 13時40分〜15時23分 畳の間で昼寝。37.3度。血圧 157/87(84拍) 眠った後なので拍数が少ない。
 食材を買って、夕食。17時10分 37.3度。今日は安定している。
 5月2日(木) 6時40分起床 7時 37.1度。 朝食(スープ、紅茶)
 7時半〜11時15分 c13 ガン細胞 ブドウ糖 ビタミンC ケトン体 の制作(大作) 36.5度(低い) リラックスはしていない。交感神経緊張状態で これくらいなら、まずまずか。
 11時30分〜13時30分 信楽へはゆけず。
 連休中の駅前陶器市などを目指して、観光客が車で殺到していた。国道307号は七曲りの信号から数百メートル行ったところまで渋滞で、ここはまだ水口町。甲南町へまわり、伊賀市の阿山から信楽の南新田へつながる、県道50号を使おうとした。三重県側は進めたが、滋賀県へ入ると、細い一車線の山道に車がぎっしり。先のほうを見ると、信楽側から4トン車くらいの車が突っ込んでいて、そこでどちらも回避できないでいる。道路に接して少し広がっている草地を利用して向きを変えて、この渋滞から逃げ出した。さらに西へと迂回し、阿山の道の駅(車で駐車場はぎっしり)を横目に、阿山中学校横まで行ったが、信楽へと通じる道が、ここのT字路のところまでつながっていて、曲がることさえできない。もう少し行って、多羅尾の御斎(おとぎ)峠を経由する道もあるが、たとえ多羅尾を経由して小川出まで降りたとしても、阿山から信楽への道が渋滞しているのなら、江田を通って実家のある長野までゆけるか分からない。阿山中学校横を通り過ぎて、柘植への道におれ、車を止めて母に電話した。
 「今日は行けそうもないでぇ。道路が渋滞だらけや」
 「そぉらしいな。すごいことになってるんやなぁ」
 「あとは信楽線(信楽高原鐡道)やったら確実にゆけるけど、今日はもう遅いし、DVDの映画はなしや。テレビでも見てて」
 36.9度(ドライブでややリラックス)。
 少し昼寝。自転車で買物。17時10分 36.1度。
 c14 ガン宣告することだけが医師の仕事ではない の制作を始める。
 夜 DVD「クリプトン ABC」を見る。はまった!
 21時00分 37.3度。やっとリラックスして37度台に戻った。
 5月3日(金) 5時起床 朝食。36.1度(低い)。
 5時45分〜8時04分 c13の改訂(文章を追加)
 8時45分〜11時20分 c14の制作(大作!) 35.7度(低い!) リラックスとはほど遠い。これだけ集中しているのだから、ややストレスなのは仕方がない。
 昼食をとろう(スープ、干イチジク)。
 ドライブにゆく。本屋で2冊買う。湖南市下田(ここは湖南市となるまえの中心商店街もあって古くから活動が盛んなのだろう)桐山に現在も使われている横断旗があったので写真に記録する。湖南市ではおそらくここだけ。13時38分 36.7度。
 黄色い糸を買いに行く。
 15時20分まで昼寝 36.9度。
 買った2冊の本を読みだす。
 「ケトン食ががんを消す」[14] 古川健司・著、光文社新書847、2016-10-20初版
 「炭水化物が人類を滅ぼす 【最終解答編】 植物VS.ヒトの全人類史」 [15] 夏井睦・著、光文社新書911、2017-10-20初版
 町代から、緑の募金についての電話。これは連休があけてからでないと郵便局が開かないので、町の会計の通帳がつかえないと伝える。まだチラシも緑の羽根入り袋も配っていないのに、納めにゆくなんておかしい。これは5月中に集めるという手順が本来はあるので、納めるのは5月31日までとなっている。会計のところで止めておく。
 18時45分 37.2度。少し休む。
 暗くなってきたが歩いて散歩。ユタカで買物。
 20時32分 36.3度。
 母に電話して、明日そちらに行くと伝える。

 2019年5月4日〜5月5日

 5月4日(土) 5時起床 5時02分 36.5度。ベッドの中で鳩尾(みぞおち)を押さえると、昔のメロンパンやラグビーボールの半球のように、胆のうが膨らんでいる。痛みが無いので、少し撫でてから、マッサージする。少し強く、もむように上から押す。柔らかくならないかと、さらに強くもむようにすると、体の中でぎゅっという(音はしなかったが)、小さな動きがあった。
 1〜2分して、もう一度、右の手の平でなぞってみると、膨らんでいない。
 外に(体腔に)胆汁が漏れた様子もない。どうやら、胆のうの胆管でうっ滞していたのが通じて、(胆のうの)中の胆汁が正規のルートで十二指腸へ出たのかもしない。
 膨らんでいたのは、胆管のどこかで詰まっていた。ガン細胞のせいで、おかしな形になっていたあたりが そうだろう(図1)。そこを押して、通路が開けた。

図1 2019年1月10日撮影のs19z(ゴブリンアートで着色)

 左の腹の中が激しく痛む。動けないほど痛む。ベッドで横たわっていたので、少しもむと、痛みは腹の中央部に移った。きっと、アルカリ性の胆汁が一気に大量に出たので、十二指腸の壁が困っているのだろう。何か食べて胃へ送り、胃液を出させて、消化物を十二指腸へ向かわせれば、なんとかなるかもしれない。そう考えたが、離れ(の部屋)には何も食べるものがない。広い中庭を通って台所までゆける状態ではない。唯一口に入れられるものとして、水(井戸水をペットボトルにいれたもの)があったので、コップに2杯、食べるようにしてゆっくり飲む。ベッドで横たわって経過を待つが、ただの水では胃液もでない様子であり、かえって、むかついてきた。力を振り絞って中庭に出て、吐く。何もない。薄まった胃液だけ。黄色いゲル状のものがある。鼻孔から飲み込んだ痰らしい。鼻孔の痰を口から出して、同じだと確認した。吐いたことで、少し気分は良くなったが、腹の痛みは同じまま。どうやら、くたびれもうけだった。ベッドへ戻って横たわることにした。5時47分 体温は測っていない。
 6時50分 痛みが消えてきた。小腸へと移動したようだ。これなら起きられる。
 ベッドにいる間に、今日実家の信楽にゆくと約束していたが、わざわざ昼頃信楽線(信楽高原鐡道)でゆかなくても、朝早くからなら、観光客もまだ信楽には近づいていないはずだから、国道307号線で中央突破できるかもしれないと考えた。母にDVDで映画を見せるのは昼頃としても、それまで信楽のどこかで休んでいればすむことだ。
 7時20分に出発し、車で信楽へ向かう。案の定、307号でゆけた。まだ通勤者の車も多くない。
 7時50分〜9時30分 車を兄の家の駐車場に停め、運転席で、毛布を体にかけて休む。
 今日も晴れ。そろそろ観光客が信楽に集まってくる頃だろう。
 車の中で朝食 トマトジュースを少しずつ飲み、デザートチーズを8ピース、リンゴを1個食べる。
 歩くと、少し腹の中が痛む。
 兄の家の駐車場から実家までは、およそ50m。玄関を開けて中に入ったが、母の姿が見えない。押し車もないので外出している。ゆうべ昼頃ゆくと言っておいたから、買物にでかけたのかもしれない。中の台所兼居間兼寝室に入り、ソファで待つことにしたが、この部屋は寒い。2階の部屋に移動した。押し入れから出しっぱなしにしてある布団をかき分け、その片隅で横たわる。腰から下に布団をかけた。腹の中はまだ痛い。動く気がしない。
 11時ごろ兄がやってきて
 「こんなところで何してんねん」
と怒り出し、開けておいた窓を閉める。
 「この布団も捨てなあかん」
さらに怒って、さっさと出ていけと言わんばかりだ。
 私は何も言わなかった。私がガンであることは知っているはずだが、もうすっかり忘れている。
 ガンのところが痛いから休んでいる、と言いたかったが、言っても、何も聞かないことだろう。
 兄は、9時ごろ母を追い立てて、デイサービスへと送り出したそうだ。朝からいたのなら、母の朝食のパンでも焼けとも。そのころ私は兄の駐車場に停めた車の中にいた。
 何も言わず、体を休めることに専念し、かつて母が入院中に、同室の女性が、兄につけて呼んでいたあだなのごとく、台風が通り過ぎてゆくのを待った。
 昼が過ぎたようだし、母は夕方まで帰ってこない。あきらめて、土産のかんきつ類と干イモをテーブルの上に残して、実家を出た。
 車の中で 12時44分 38.0度。これだけ横たわって安静にしていたのに、完全に炎症中である。
 13時15分 水口は猛暑だ。表の庭木に水をやる。37.1度。安定した。2時間ほどYESを聞いてベッドに横たわる。このあと、ときどき目覚めて体温を測ったが、ベッドから出るのはトイレにゆくためだけで、ほぼ眠った。短い睡眠をつないだ。15時45分 37.6度。16時55分 38.4度(これは基礎体温ではなく、本当の発熱!)。夕食(リンゴ1個だけ)。18時16分 38.4度。20時10分 37.5度。少し下がって来た。この後も、とぎれとぎれに眠った。けっきょくこの日は、車で水口と信楽を往復した時間以外は、ほとんど横たわっていた。入院している重病の患者と同じだ。
 5月5日(日) 前夜の23時30分〜この日の1時30分 ベッドで横たわりながら(自分の家でDVDを見るときは、いつもこう) DVD「はじめての おもてなし」を見る。ドイツの家族が移民の若者を一人引き取って世話をするという物語。かるく笑えるし、ほのぼのとした結末。リラックスできた。1時30分 37.9度。まだ炎症中。眠る。
 5時〜7時30分 DVD「THE HATE U GIVE」を見る。これは、グリーン・ブックの代わりに賞をとってもおかしくない問題作。しかし、結末はハッピーエンドとはゆかない。問題は継続中だ。
 見終わったあと鼻をかむ。鼻孔から口腔にまわして出したかったが、テッシュを鼻にあてて出す。少し汚れた血が混じった痰がたくさん出た。ようやく鼻の穴の通りがよくなった。まるまる一日眠って(寝て)、まるで本格的な風邪のような症状。不思議だ。
 腹は凹んだまま(正確には平らなまま)。胆管はたしかに通じたようだ。胆のうはほとんど膨れていない。ぼんやりとした(胆のう)周囲の痛みも、薄らいできた。とりあえず深呼吸はできる。
 7時53分 37.2度。38度台からかなり下がった。これで普通の基礎体温だ。
 8時〜10時 c15 胆のうガンとの闘い (1) 2019年1月初め〜2月前半を書き始める。
 11時40分 大便。硬い黒みのある茶色のもののあと、やや柔らかく、赤みのある茶色の先がとがったうんち。こんな色の便は見たことがない。これが胆汁の色なのか。
 車でナフコへ行き、小鳥の餌を買う。小鳥といっても籠で飼っているわけではない。中庭の餌台にやってくるのは、近所のスズメだ。
 ゆらら(温泉)へゆく。12時57分 入浴前 36.5度。74.6キログラム。14時30分 入浴後 38.6度(さすが。これは入浴後のベスト!) 73.7キログラム。これはヤバい。ちょっと減りすぎだ。
 15時40分まで、畳の間で横たわる。38.3度(基礎体温としては、とても高い)
 血圧 3回測った。125/73(106拍)→138/71(104拍)→128/77(105拍)。かなり低め(正常値の範囲なのだろうが)。
 バローで買物(門坂家の仏壇にそなえる線香、自分で食べるリンゴ)。
 17時ごろ 小便の色が赤茶色でとても濃い。3年前血尿の経験があるので、血尿ではないことは分かる。これは胆汁の影響だろう。
 夕食(焼きイカ、ハチミツ入りヨーグルト) 17時10分 36.9度(舌下)→37.3度(腋) こっちのほうが高い!
 20時50分 尿の色は、ほぼ透明に戻った
 24時00分 35.8度(舌下) 下がって来た。
 鼻の中が少し乾いている。熱がある感じ。鳩尾(みぞおち)のあたりは、ほとんど痛みはない。36.1度。熱はあまりなさそう。
  (Written by TANAKA Takeshi, May 15, 2019)

 参照資料

[1] 「がん」では死なない「ガン患者」、東口高志・著、光文社新書818, 2016-5-20初版
[2] 「がんが自然に治る生き方」、ケリー・ターナー・著、長田美穂・訳、プレジデント社・刊、2014-11-23初版
[3] 「免疫革命」、(元新潟大学大学院 医学部教授)安保徹・著、講談社インターナショナル・刊、2003-7-11初版
[4] 糖類の分子構造
[5] 「炭水化物が人類を滅ぼす」糖質制限からみた生命の科学、夏井睦(なついまこと)・著、光文社新書663、2013-10-20初版
[6] ブドウ糖とビタミンCの科学構造は極めて似ている
[7] 「ケトン体が人類を救う」糖質制限でなぜ健康になるのか、宗田哲男(むろたてつお)・著、光文社新書786、2015-11-20初版
[8] ダイエッター必読!ケトン体で体内エネルギーの大改革を起こせ
[9] 60mまでの(ほぼ全力)ダッシュの反復など、4本×(4〜6)セット
[10] 100mから300mまでの距離の、全速走に近いペースでの反復、本数やセット数は多くない
[11] 免疫栄養ケトン食で がんに勝つレシピ、管理栄養士 麻生れいみ・著、医学博士 古川健司・監修、光文社・刊、2017-8-20初版
[12] 「がんの嫌がる食事」、丁宗鐵(ていむねてつ)・著、三省堂書店・刊、2013-12-25初版
[13] 「はじめてチャクラの本(CDつき)」、矢尾こと葉・著、永岡書店・刊、2016-7-10初版
[14] 「ケトン食ががんを消す」古川健司・著、光文社新書847、2016-10-20初版
[15] 「炭水化物が人類を滅ぼす 【最終解答編】 植物VS.ヒトの全人類史」 夏井睦・著、光文社新書911、2017-10-20初版

 

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