c25 2019年5月23日 3回目の血液検査の結果

田中 毅(TANAKA Takeshi @ 9621 ANALYSIS)

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 はじめに

 2019年5月23日 3回目の血液検査の結果を、1回目と2回目の血液検査の結果と見比べます。

 各種マーカーの検査結果

 次の表1は1回目から3回目の血液検査における、各種マーカーの検査結果です。
 ここで各種マーカーにつけた名称は、担当医のメモなどを参照して、私が付け直したものです。とくに、肝臓マーカーについては、6つのふるまいが、これは私の症状に関してのことでしょうが、明らかに2群に分かれますので、肝臓Tと肝臓Uとしました。これらは、このあとの説明のための便宜的な呼称と考えてださい。
 これらの他に、中性脂肪、コレステロール、アミラーゼ、クレアチニン、尿酸、Na, K, Clなどについての検査結果もありますが、いずれも異常なしであり、今回問題にすべきものではなさそうですので割愛します。血液そのものについての、血小板数などにも異常がありません。1回目だけ、リンパ球や単球などの結果がありますが、2回目以降無くなっていますので、ここでは取り上げません。
 ここで、リンパ球について1回目の結果を見ると、基準値が25-45[%]とあるのに、9.7しかありません。やはり、異常に少なくなっていました。顆粒球については、どのように呼んで測定しているのか分かりませんが、リンパ球については、とても重要な問題ですので、4回目以降では、白血球の成分について調べてもらうように依頼しました。ちなみに4回目の血液検査は7月25日(木)です。

表1 各種マーカーの検査結果



 各種マーカーの意味

 上記表1に記した(私独自の)各種マーカーの意味について、表2にまとめました。

表2 各種マーカーの意味



 考察

 (1) 蛋白マーカーの2つの値は1回から3回まですべて基準値内にあります。栄養状態は良好だということになります。
 体重は1月の初め頃82キログラムでした。これより多いと増えすぎだと考え、この値にコントロールしていました。80キログラムを割るのは何か異常が起ったときと考えていました。ところが、この体重が、自然に77キログラムとなり、75キログラムとなり、5月末の今では74キログラムくらいです。すると、見かけ上私は痩せたことになり、ガンのための栄養失調なのかと疑ってしまうかもしれないわけですが、これらの蛋白マーカーの値から、栄養状態には何ら問題がないということになります。
 ALB(アルブミン)の意味を調べたら、アルブミンは肝でのみ合成されるので、肝障害の程度を判定する…とありました。ALB(アルブミン)が基準値内であるのですから、肝障害は起こっていないと考えられます。
 (2) 肝臓Tマーカーを分離させたのは、1回目で異常値だったASTとALTの値が、2回目、3回目と経過してゆくうちに、見事に基準値内に収まってきており、かたわれの肝臓マーカーUのふるまいとは明らかに異なるからです。3回目における、この肝臓マーカーTの結果と、ALB(アルブミン)の結果から、肝臓は異常な状態ではないと見なせます。
 (3) 肝臓マーカーUの値は1回目に対し、2回目と3回目では高くなっています。とくにALP(アルカリフォスターゼ)の変化から、そして、これまでの体験から、胆汁のうっ滞が、まだまだ起こり続けていることは確かだと考えられます。
 (4) 血糖マーカーの血糖(値)は211→150→133と、順調に減っています。これらの血液検査の測定前、私は食事を控えています。それほど空腹感はないのですが、空腹時の血糖値ということになります。
 HbA1c(ヘモグロビンA1c)の意味で、過去1〜3ヶ月程度の平均血糖値を反映ということですから、8.8→7.7→6.7と減ってきているのは、糖尿病が治ってきていることを示しています。
 (5) 炎症マーカーのCRP(C反応性蛋白)定量が、1.38→12.34→3.78となっています。これは、白血球によるがん細胞への攻撃が2回目のとき激しくなり、3回目では少し沈静化していることを意味していると思われます。私の体に起こってきた変化をうまく説明してくれています。
 (6) 腫瘍マーカーのCEAとCA19-9の値が異常に高いのは、胆のうガン(胆管がん?)が、まだまだ生き残っていることを示しています。1回目に対して2回目や3回目の値が大きいのは、安保徹のコメントによれば、ガン細胞が攻撃を受けて、より多くのこれらの腫瘍マーカーを生み出していることを意味していると考えられます。まだまだ戦況は膠着状態です。
 (7) 血球マーカーの白血球数が増えているのに対して、赤血球数が減っています。担当医は単純に貧血とコメントしましたが、何らかの出血が起こっているのかもしれません。たとえば、攻撃を受けている胆のうのどこか。ここ最近は、胆のう部分の痛みが少なくなってきたものの、まったく痛みを感じないというわけではなく、基礎体温の変化からも、何らかの炎症が体内で生じている気がしています。食生活上での工夫として、鳥のレバーやホウレンソウなども食べ続けていますし、(安い)鉄瓶を買って日本茶を入れて飲むようにしていますので、赤血球が必要とする鉄分がとくに不足しているとは考えられません。
 (Written by TANAKA Takeshi, May 28 2019)

 参照資料

[1] 血漿蛋白は血漿中の約8%を占め,多種類の蛋白成分から成り立っており,その総和を総蛋白(TP)という。総蛋白は60%のアルブミンと20%のγグロブリンが大部分を占め,γグロブリンは,TPの増減を反映している。
https://test-guide.srl.info/hachioji/test/detail/000010102
[2] アルブミンは、約600個のアミノ酸からできた分子量約66,000の比較的小さなタンパク質で、血清中の蛋白質の中では最も量が多い。アルブミンは血液の浸透圧を維持し、脂肪酸やホルモン、薬物など血中の様々な物質の輸送体として働き、蛋白代謝を反映して栄養状態の指標となる。また、アルブミンは肝でのみ合成されるので、肝障害の程度を判定するのにも有用であり、一方、腎障害などで、体外に喪失される病態では低下する。
http://uwb01.bml.co.jp/kensa/search/detail/3802125
[3] 血糖値とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度である。健常なヒトの場合、空腹時血糖値はおおよそ80-100 mg/dL程度であり、食後は若干高い値を示す。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4
[4] 赤血球中のヘモグロビンと血液中のブドウ糖とが結合したものです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、その一つがグリコヘモグロビンA1cです。
 ヘモグロビンは一度糖と結合すると赤血球の寿命(約120日)が尽きるまでその状態を保つため、HbA1cは過去1〜3ヶ月程度の平均血糖値を反映しています。
http://chuo.kcho.jp/original/clinicallabo/kentai/hba1c.html
[5] 白血球は、好中球、リンパ球、好酸球、単球、好塩基球の総称です。
https://kango.career-tasu.jp/contents/examination/171002_wbc/
[6] 末梢の血液中における赤血球の増減を調べます。多い場合は多血症や血液濃縮(脱水など)、少ない場合は貧血や出血を考えます。
http://www.e-kenkou21.or.jp/guidance/guidance02/guidance02_set08/guidance02_33
[7] 好中球、好酸球、好塩基球は殺菌作用をもつタンパク質や酵素を含む顆粒をもち、顆粒球とも呼ばれます。
https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/karyukyu.html

 

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