c28 糖尿病は治せる病気だと示してください

田中 毅(TANAKA Takeshi @ 9621 ANALYSIS)

田中毅 闘病記ブランチページへもどる

 はじめに

 c24 糖尿病を自力で治しました において私は、次のように述べました。
 私にとって、糖尿病の治療は、ガンの治療の付録にしかすぎないものでした。
 これでは、ガンではない人にとって、糖尿病はどうすれば治療できるのか ということがあいまいなままです。
 私のヘモグロビンA1cの最高値は8.8でした。このまま何もしなかったら、あるいは、これまでの糖尿病治療のシステムにまかせてしまっていたら、おそらく私も、伯父さん(母の兄)のように、指が腐って切り落とされ、病床で
 「もう、殺してくれ」
と言って、弱っていったかもしれません。
 胆のうガンを宣告された2019年の1月の時点で、私は、ヘモグロビンA1cの値が8.8であるということの意味が分かっていませんでした。
 知っていたのは、血糖値が201を超えると、おなかの脂肪層へグサリとインシュリン注射されるから、食事以外に、グミなどの甘い食べ物を摂ってはいけないということぐらいでした。
 ところが、2018年の12月の健康診断の前や、同年12月の大きな病院で採血されたときの前も、そのような甘いお菓子なぞ、まったく食べていないのに、血糖値が200を超えていたのです。
 私の糖尿病は本物になっているなと、そのときはっきりと知りました。
 本気で治そうとしないと、とんでもないことになるぞ。

 マッチポンプ

 マッチポンプという言葉があります。
 これは、自分でマッチを擦って火をつけていながら、同じ自分が、その火に対して、水をポンプでかけて消そうとすることです。
 これまでの、糖尿病の治療は、まさに、このマッチポンプ状態だということを、私はすでに知っていました。
 治療するとして、糖尿病の原因となる、消化されてブドウ糖となる食品を食べるように要求するというのは、マッチで火をつけているのと同じです。
 インシュリン注射で血糖値を下げようとするのは、ポンプで水をかけるのと同じです。
 私は飲んだことがありませんが、糖尿病の薬を使って治療するというのも、同じです。
 かんたんなことです。
 まずさいしょに、火をつけなければよいのです。

 ケトン体とケトン食

 ここ何年かの間に、新しい情報 [7] [11] [14] が明らかにされました。
 人の正常細胞は、ブドウ糖だけをエネルギー源としているのではなく、ケトン体というものを体の中で作って、それをエネルギー源として生きることができるというものです。
 これまでの大きな固定観念の一つとして、脳の細胞はブドウ糖しか利用できない というものがありました。
 しかし、それでは、ケトン体をエネルギー源としている、新生児の脳は、みんな死に絶えることになってしまいます。
 これらの情報をヒントとして、穀物が生産される前の、古代の人類は、ブドウ糖に頼らない生き方をしていたはずだという仮説がうまれました。
 物語の流れを糖尿病へと戻しましょう。
 この糖尿病というのは、明らかに現代病であり、消化されてブドウ糖となる、砂糖やでんぷんなどを、必要以上に取り込んだために起る病気です。
 このようなことが分かりだしてきて、糖尿病だけでなく、ブドウ糖だけをエネルギー源とするガン細胞と闘うための食事療法として、ケトン食というものが生まれてきました。

 チョコレートとスクワット

 2018年12月の採血、2019年3月の採血、同5月の採血で、ヘモグロビンA1cの値を、8.8 → 7.7 → 6.7 と下げることができた方法は、上記のケトン食でした。
 ただし、今の私は、完全主義者であることをやめて、もっとアバウトに生きようとしているので、ちょっと中途半端なケトン食だったと思います。これでも、ヘモグロビンA1cが着実に下がってゆくのであれば、糖尿病については、ゆっくり治していってもいいだろうと思っていました。
 次回の血液検査は7月の末ごろですが、この結果が良くなかったら、おそらく完全主義者へ復活することになるかもしれません。
 げんみつに言うと、ヘモグロビンA1cが6.7というのは、まだ糖尿病の範疇に入っているのだそうですが、もとが8.8だったので、驚異的な変化のようです。
 最近、次の本を買ってきて、ほぼ一日で読み終えましたが、この本の中で患者さんたちは、8.8などという値ではなく、7.0とか6.4という値のまま、なかなか下がらないといって、いろいろな治療法に取り組んでいます。
 「薬を捨てる 糖尿病を治す」[17] 栗原 毅・著、廣済堂出版・刊、2018-11-12初版
 一般の世界での糖尿病の治療は、まずは、これまでに処方されてきた、糖尿病の薬を捨てることから始めなければならないようです。
 とても参考になりました。
 とくに、カカオ成分の高いチョコレートを利用するというアイディアは、いただきです。これまでにも、カカオ86%のチョコレートを買ってきて、甘いものが欲しいときに食べていましたが、こんなに理論づけて買っていたわけではありません。食べ過ぎてはいけませんが、一片5グラムを一日に5回に分けて食べるというのは、これから至福の時になりそうです。
 スロー・スクワットやヒールレイズは、私に関しては、もっと高い負荷でやってしまいますが、一般の人なら、ちょうどこれくらいでよいのでしょう。
 糖尿病とその治し方について、比較的やさしく、ていねいに説明されています。
 私が取り組んだケトン食という方法は、とても大きな効果を持っていますが、まだ始まったばかりです。すべてのステージの糖尿病患者にとって有効なのかは、まだよく分かりません。
 糖尿病のみなさん、まずはこの本を読んで、自分自身でどのように治してゆけばよいのかということを考えてください。
 そして、みなさんも糖尿病は治せる病気だと示してください
 (Written by TANAKA Takeshi, June 8, 2019)

 参照資料(関係分)

[1] 「がん」では死なない「ガン患者」、東口高志・著、光文社新書818, 2016-5-20初版
[2] 「がんが自然に治る生き方」、ケリー・ターナー・著、長田美穂・訳、プレジデント社・刊、2014-11-23初版
[3] 「免疫革命」、(元新潟大学大学院 医学部教授)安保徹・著、講談社インターナショナル・刊、2003-7-11初版
[5] 「炭水化物が人類を滅ぼす」糖質制限からみた生命の科学、夏井睦(なついまこと)・著、光文社新書663、2013-10-20初版
[7] 「ケトン体が人類を救う」糖質制限でなぜ健康になるのか、宗田哲男(むろたてつお)・著、光文社新書786、2015-11-20初版
[11] 免疫栄養ケトン食で がんに勝つレシピ、管理栄養士 麻生れいみ・著、医学博士 古川健司・監修、光文社・刊、2017-8-20初版
[12] 「がんの嫌がる食事」、丁宗鐵(ていむねてつ)・著、三省堂書店・刊、2013-12-25初版
[14] 「ケトン食ががんを消す」古川健司・著、光文社新書847、2016-10-20初版
[15] 「炭水化物が人類を滅ぼす 【最終解答編】 植物VS.ヒトの全人類史」 夏井睦・著、光文社新書911、2017-10-20初版
[16] 「免疫力を自分で上げる本」、主婦の友社・編、株式会社主婦の友社・刊、2018-12-20発行
[17] 「薬を捨てる 糖尿病を治す」、栗原 毅・著、廣済堂出版・刊、2018-11-12初版

 

田中毅 闘病記ブランチページへもどる