c99 乳酸には発ガン作用があるらしい

田中 毅(TANAKA Takeshi @ 9621 ANALYSIS)

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 メッセージ

 競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したのは、2019年の2月12日のことらしい。
 私は、それに少し先立つ、1月16日にガン宣告を受けていた。が、私がガンであることを、本名の田中 毅で公表したのはc06 2019年1月のCTスキャンと血液検査による診断(Written by TANAKA Takeshi, April 26, 2019)というページでだから、4月26日にもなってから。
 まあ、日本国中の人が知っている池江選手と、こんなどいなかの中年のおっさんを、同じ土俵に上げる理由はなにもないだろう。
 私はガンと宣告されても、そんなに驚かなかったが、若い池江選手は、目の前が真っ暗になってしまったかもしれない。
 その後、テレビのニュースなどでも取り上げられ、池江璃花子選手という若者が、この社会に与えた影響はとても大きい。
 彼女を応援するため、数多くの寄せ書きがなされ、何万羽もの千羽鶴が折られた。
 本人がどのように思っているのかは分からないが、かなり違うガンであるものの、もっと末期的なガンを抱え込んでいる私は、これ以上、彼女の負担になるような応援は、しないほうが良いと思う。
 応援メッセージとして取り上げられている中に、来年のオリンピックに出てほしい、というものがあったが、これがはたして、本人にとってストレスとならないか、私は心配だ。
 私がメッセージを送るとすれば、こうである。

 オリンピックのことはすべて忘れなさい。水泳選手として復活するという目標があるのは良いことだが、以前のレベルまで復活しようと考えるのはとても危険だ。周りの人が何を言おうと、今一番大切なのは生き残るということ。生き続けるということ。そのために失うかもしれないものは、すべて失ってもよいと、覚悟したほうがよい。もし、生き残れて、人間として、必要最小限の体や心が残っていたのなら、そこから何かを始めればよい。水泳がだめでも、何か見つかることだろう。それでは駄目だと思うなら、さっさとこの人生をあきらめることになるだろう。

 若い競泳選手が何故ガンになったのか

 私は、自分のガンについて、医療機関がすすめる療法が適用できないため、それ以外の、代替療法を行うという方法を選択した。このような選択を、若い池江選手にもと勧めるつもりはない。私のガンは胆のうガン(おそらく正確には胆管がん)であり、ターゲットの位置は分かっている。方や、池江選手は白血病とあるが、ネットを調べても、その正確な種類が分からない。
 その原因についての記述も、分からない、というのが一般的だ。
 私が胆のうガンになった、そのきっかけは、おそらく過剰なCTスキャンによる放射線と、過剰な抗生物質の投与による腸内環境の破綻で、免疫力がきょくたんに低下したことだろう。その後2年かけて、そのガンを育ててしまったのは、皮肉なことに、医療技術を高めることになると信じて開発しようとしたゴブリンアイズ中心の、ガンを育てて当然の生活習慣にあった。
 こちらのツケは私自身で払う必要がある。
 ところで、若い競泳選手が何故ガンになったのか、そのことが、仮に推測であったとしても、何も説明できない状態のまま、現代医療が得意とする対処療法で治したとしても、ガンになる根本原因のところを直していないのであれば、再発する可能性はとても大きい。
 私は、自分のガン治療の都合で、現場の医師たちが見向きもしない、最新のガン治療についての出版本を読みまくっている。現在の状況では、医師たちは古い知識にしがみつき、かえって患者の方が多くの新しい知識を吸収しようとしている。
 このような新しい知識の中に乳酸は発ガン物質という記述があった。これは記憶によるもので、正確な出典は、いまのところ、まだ見つかっていない。
 最近買って、現在読み進んでいる、次の本がある。

 「ケトン食がガンを消す」[14]、古川健司・著、光文社新書847、2016年10月20日初版

 この第1章の「ガン細胞のエネルギー産出方法」という節に、次のような記述があった。直接取り出しにくいので、導入となる知識については私がまとめる。

 正常細胞はミトコンドリア内で酸素を使って糖を分解することができます。このときブドウ糖1分子あたり36分子のATPを生み出します。これは好気的解糖または酸化的リン酸化と呼ばれます。
 しかし、酸素が利用できないときは、ミトコンドリアの中ではなく、細胞質の中でブドウ糖を分解します。このときのブドウ糖1分子あたりのATP生産は2分子でしかありません。さらに、最終生産物として、酸化物質の乳酸を生み出してしまい、これを細胞の外へ放出します。こちらが嫌気的解凍と呼ばれるシステムです。
 ガン細胞はミトコンドリアでほとんど糖を分解できません。そのため、次の2種類の方法で糖を分解します。@酸素がないときの嫌気的解糖、Aじゅうぶんな酸素があっても嫌気的解糖。正常細胞では、酸素があるときは好気的解糖を行いますが、ガン細胞はできないのです。だから、ガン細胞は乳酸をつくりまくっているということになります。


 これらの知識のあと、次の一文が記されている。

 いわば、きつい運動をした後の筋肉細胞と同じ栄養代謝をがん細胞は行っており、その代謝不良による乳酸の発生が、がん発症の起源ではないかと考えられている

 このあと、さらに専門的な用語が使われて説明されているが、この後の記述の説明は割愛する。
 この本[14]は、ケトン体やケトン食についてのガン治療を推し進めてこられた医者が書かれたものであるが、完全無欠の証拠をそろえるというわけにもいかず、とりあえず、治療効果が確かなケトン食療法の体系をきちんとまとめようとされている。

 まだ、ひょっとすると仮説段階かもしれないが
 体の中に大量に生み出された乳酸がガン細胞を生み出す
ということが正しいとすると、アジア大会で大活躍した池江璃花子選手がガンになったことは、ごく自然に理解できる。
 彼女は、一つの決勝レースが終わった後のインタビューで
 「乳酸がたまっていますが、次のレースもがんばります」
とか言っていたはず。おそらく、普段の練習でも、体に乳酸がたまってもあたりまえ、その状態で追い込み、乳酸がたまっていたとしても、高いレベルでの水泳競技ができるように心がけていたに違いない。
 これが落とし穴だったのだ。
 本人はもちろん、コーチたちも気づいていなかったことだろう。
 なぜなら、乳酸がガンを生み出すなどという知識は、どんな専門書にも載っていなかったはずである。今でもきっと載っていない。そのようなことをまとめた論文を見つけるのもむつかしいようだ。

 あとがき

 このあたりで打ち切っておく。
 このページに記したことは、たんなる推測でしかない。
 しかし、このような原因だという可能性があるということを知ってもらえば、私のメッセージがおおげさすぎるものではないということが分かるだろう。
 もし、今抱え込んでいる白血病というガンを退治できたとしても、乳酸をどんどん生み出すトーニングへと向かってしまえば、次のガンを生み出すことになってしまうかもしれない。
 このことを知っておいてほしいのは、池江璃花子選手だけではない。そのコーチや関係者たち。深く考えもせず応援してしまう人々。さらには、そのようなことが良いことだと信じて、ニュースとして配信する、数多くのメディア。

 私もこれまで、いくつもの夢や希望を捨ててきた。
 でも、生きてさえいれば、生きるための何かが、きっと見つかる。
  (Written by TANAKA Takeshi, May 11, 2019)

 参照資料

[1]「がん」では死なない「ガン患者」、東口高志・著、光文社新書818, 2016-5-20初版
[2] 「がんが自然に治る生き方」、ケリー・ターナー・著、長田美穂・訳、プレジデント社・刊、2014-11-23初版
[3] 「免疫革命」、(元新潟大学大学院 医学部教授)安保徹・著、講談社インターナショナル・刊、2003-7-11初版
[4] 糖類の分子構造
[5] 「炭水化物が人類を滅ぼす」糖質制限からみた生命の科学、夏井睦(なついまこと)・著、光文社新書663、2013-10-20初版
[6] ブドウ糖とビタミンCの科学構造は極めて似ている
[7] 「ケトン体が人類を救う」糖質制限でなぜ健康になるのか、宗田哲男(むろたてつお)・著、光文社新書786、2015-11-20初版
[8] ダイエッター必読!ケトン体で体内エネルギーの大改革を起こせ
[9] 60mまでの(ほぼ全力)ダッシュの反復など、4本×(4〜6)セット
[10] 100mから300mまでの距離の、全速走に近いペースでの反復、本数やセット数は多くない
[11] 免疫栄養ケトン食で がんに勝つレシピ、管理栄養士 麻生れいみ・著、医学博士 古川健司・監修、光文社・刊、2017-8-20初版
[12] 「がんの嫌がる食事」、丁宗鐵(ていむねてつ)・著、三省堂書店・刊、2013-12-25初版
[13] 「はじめてチャクラの本(CDつき)」、矢尾こと葉・著、永岡書店・刊、2016-7-10初版
[14] 「ケトン食がガンを消す」、古川健司・著、光文社新書847、2016年10月20日初版

 

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